ピカリ隊の日帰り山歩き日記
ピカリ隊の日帰り山歩き日記
ピカリ♪



 天狗岳

本当ならば、今日は黒戸尾根から甲斐駒へ・・・の予定だったんだけど。。
期待していた予報は見事に変動し、お天気は下り坂。
何日か前の予報で水曜日くらいまでなんとか梅雨の中休みで雨は降らないと思いその日にあわせてテンションを上げていたのにガッカリ!
もういいと思い、山歩きは中止と一度は考えた。
☆から「北八つのほうなら少しはお天気はもつかもよ」と言われても聞く耳持たずの私だったけど・・少し冷静になって考えたら「天狗岳」に行くのも悪くないように思えた。
せっかくの二日連休あったのに一日も山の空気を吸えないのも悔しいし、12時近くなってから「やっぱり明日行く」って伝えた。
「じゃ〜〜これ読んでおいて」と☆にルート等が書かれた紙を渡された。
なんて準備のよい☆なんだろう。
私の行動パターンは完全に把握されているらしい。

4時起床で15分出発。。。途中でお弁当やらを買い込み、朝食をとる。
後はウトウトの私。まるっきりいつものパターン。
☆は昨日もネット仲間のmotoさんと花の散策に山歩きしているのに、何で元気なんだーーーー!!

登山口に到着し、準備して出発したのは8時だった。
小雨・・霧状の雨が降っていた。
予報では少しだけ回復する時間帯があるはず。。とにかく今日は普通に登って標準タイムに対してどれくらいで登れるか下れるか試そうと思っていた。
最初のチェックポイントまで50分と書かれていた。
私は最初の15分がキツイ。。。なんとか息を整えるように気を配りながら登る。
☆がこの天狗岳に来たかった理由はすぐに判明した。
またまた花だった(^^ゞ
そして予感は的中!「あっーーーー!!」霧状の雨の中、なんて綺麗な森に見えることか・・確かにいい。そして花を見つけた。
なんと〜〜今が最盛期らしく・・凄い!
すでに撮影を開始した☆を置いて・・私は歩く。道々見る花のなんともイキイキとした姿に元気が出る。
花を見ながら登るうちにすっかり山の空気に馴染んでいてつらく感じなくなっていた。

チェックポイント・・・しっかり50分かかってしまった。
あらら〜最初からこれで大丈夫かな?
☆は30分遅れてやってきた。雨に濡れた木々につく苔も植物の葉も花も全てが不思議と映えて見える。快晴の日には感じられないまた魅力があることは確かだ。色がとにかく綺麗。写真には光が必要だが、目で見るぶんには曇りの方が雨の方がいい場合もあるんだなあと感じた。

ま〜〜一応決めたチェックポイントは私が歩く時間でプラスしとけばいいかなと思い始めた。
中山から中山峠の辺りで霧状ではない線と感じる雨となった。
中山展望地・・展望は勿論ゼロ。。。
「雨が強くなったら大変だから戻る?」と☆。。。
☆の心の中が見える瞬間。。「もうお目当ての花も撮ったし〜〜」だろう。
私は「冗談でしょ!この雨はね。。止むのよ!!」と山歩き続行を強く希望。
天気図では一度雨は止むはずと何故か思い込んでる私。。
で・・・山歩きは再開された。
詳しいルートは此処では書かないけど・・とにかく山頂に到着できた。
最初、東天狗岳に到着。。な〜〜んにも見えない。
花は色々あった。見えないからどこが西天狗岳かも分からない。。

今回の山歩きで大げさに言えば・・「奇跡が3度」あったのだーーー!!
その一はケロちゃん・・・写真を撮った後にその場所におきっ放しだったケロちゃんは身の危険(置いていかれる)を感じて・・たまたまその後通った私の目の前に自分から落ちてきたのだーーー!!
私にはそう思えたの(笑)落ちてこなかったら忘れてたもん!
きっとそうに違いないって確信してる。
その二は雲の動き・・・なんにも見えなかったのに・・西天狗へ向かう私の目の前から奇跡だーーーと思えるように雲が消えていったのだ。
今日の山歩きで最初で最後の展望だった。
もう興奮状態の私。大感激しちゃった♪
その三・・・私が歩いていたら。。。目の右端に何かが写った。
それは「カモシカ」・・・2mの近さだった。
頭の中は「えっ?わんちゃん?」なんていうお馬鹿な考え。。
佇んでいたカモシカさんは顔を私に向けてから、何事も無かったように静かに消えていった。。
後ろからきた☆が「カモシカだったね」と言ったが、私はしばし呆然としてた。「そっかーカモシカだ!」と一気に思考回路が復活。
目に焼きついている。。あ〜〜なんて楽しい出会いだろう♪

そんな奇跡(そう呼ぼう)の山歩きだった。

最終的に白駒池に辿り着くコースにしたのは白駒池が見たかったから。
その目的も果たせたし〜〜楽しい山歩きも出来たし大満足だった私。
車に戻ったのは5時45分だった。
当初の時間予定など綺麗サッパリ消えちゃってたけどね(笑)

今回の山歩きで改めて思い知った私達の山歩きの意味。。。
黒戸尾根から甲斐駒・・・ピカリ隊には意味がなさそう。。


2003年06月23日(月)
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