(仮)耽奇館主人の日記
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2006年02月13日(月) 虫フェチが映画化をねらう漫画のこと。

私は自分でも、他人でも、首を激しくタテに振るほど、虫に対して異常なほどフェティシズムを抱く人間である。
その度合いを映画に引っ掛けて説明するとしたら、映画「ミミック」シリーズの“ユダの末裔”に涙を流して喜ぶくらいなのである。
もっと分かりやすく言えば、宮崎アニメの中で、「風の谷のナウシカ」を一番溺愛しているくらいだ。
王蟲のあのフォルムの素晴らしさ!
たまらん。
で、そんな私が私財を投げうってでも、映画化をねらっている漫画作品が二つある。
ひとつは、「エコエコアザラク」で知られる古賀新一の「妖虫」(秋田書店)。
これは小学校時代、つのだじろうの「亡霊学級」と一緒に宝物にしていた本で、蝶々と一緒に過ごす孤独な主人公が突然変異を起こし、虫のような怪物へと変身を遂げ、周囲を巻き込みながら、人間の恐るべき進化の可能性を見せていくという内容だ。
Xファイルも真っ青の内容が、七十年代にすでに漫画として現れていたのだ。
変身そのものにスポットを当てて映像化したいと思っているので、塚本晋也監督の「鉄男」を意識して、モノクロでやりたい。
ザラザラした画質で、虫の触感をうまく表現したいし、音楽もこだわって、虫特有の耳障りな鳴き声、羽音、足音を表現したい。
そして。
もうひとつの漫画作品とは。
かつて月刊アフタヌーンで連載されていた、小川幸辰の「エンブリヲ」(講談社)だ。
これはまさしく、学園版「風の谷のナウシカ」である。
未知のイモムシに刺された女子高生のヒロインが、虫たちに守られながら、虫の子供を産むという内容で、虫のグロさと美少女の取り合わせが個人的に、ナウシカよりも心に響きまくった。
こちらは、眩しい光と、粘着質な闇のコントラストを強調して、虫と人肌の生々しさを表現したい。
とにかく、虫ならオレに任せろ!
今日はここまで。








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