(仮)耽奇館主人の日記
DiaryINDEX|past|will
2005年10月28日(金) |
サカキ、再び痴漢に襲われるのこと。 |
水曜日の夕方、携帯に留守電メッセージがあったので、何かなと再生してみたら、新潟の警察からである。 娘のサカキがまたもや痴漢をメッタ打ちにして半死半生の目にあわせたとのこと。 すぐに現地の警察に電話をかけ、事情を説明してもらって、あれやこれやと話をして、それからサカキに電話をした。 「よう、聞いたぜ。おめえ、相手のキンタマを蹴り潰したんだって?」と私。 「うん、木刀あれから持ち歩くの禁止されたからさぁー、徒手空拳でやるしかなかったんだよねー」とサカキ。 「それにしたって、自衛隊仕込みの日本拳法やってんだから、おめえの手足も木刀と同じくらいの威力があるんだぜ」 「うんうん、面突で下の前歯をブチ折って、胴膝蹴りでアバラにヒビ入れて、そんで、倒れたところをサッカーキックでタマを一個思いっきり蹴り飛ばしたよ」 「かわいそうな痴漢だなぁ、一体全体そいつぁ、何したんでえ」 「痴漢じゃなくて、変質者なんだけど、公園で友達とアイス食べてたら、いきなりチンチン見せてきてさあー」 「運の悪い野郎だぜ、全く。警察の話じゃあ、正当防衛で済んだそうだが、変質者とやらは、かなりのケガだってよ。玉袋が破けて、タマが露出したんだと、それも潰れたタマが・・・」 自分で言ってて、私は気分が悪くなった。同じ男として、痛みがリアルに想像出来てしまったのだ。 「自業自得だよ、うん」 「そうか。だが、分かってるな?反撃を食らわない、復讐されないためにも何をすべきか」 「うんうん、徹底的にやること!」 「そう。目の光が曇るまで、徹底的に痛めつけるんだ。グウの音も出ねえくらいにな。ハンパにやっちゃあ、甘さにつけ込まれるからよ、殺される、もうイヤだって思わせることが肝心なんだ」 「大丈夫だよ、ちゃんとやることやってるから。心配しないで、お父さん」 「だな。心配するのは相手の生命ってか」 「そうそう」
・・・・・・
日本拳法だけでなく、サカキは私から裏技を盗み取っている。 逆を取ったら、相手の手首を固めた上で、小指を思いっきり折る。 鶏口といって、親指、人差し指、中指を鋭くまとめて、相手の目を突く。 全体重をかけて、相手の膝頭に低空ドロップキックを放つ。 相手にチョークスリーパーを仕掛けたら、落ちても絞め続け、痙攣する一歩手前で放せば、ある程度の記憶を失わせることが可能。 いずれも、私がケンカで使ってきたエグイ裏技だ。 しかし、一番の奥義がある。 それは絶対に躊躇しないという決意だ。 自分の身を守るのは、本当に、そういう心構えなのである。 決して、警察や法の力ではない。
痴漢諸君、カタワになってまでも、サカキにわいせつ行為を働く価値があるというのなら、私はもう生命の心配はしない。 どんどん護身術の練習相手を務めたまえ。 実戦が娘を強くするのだから、私としては感謝したいくらいである。 今日はここまで。
|