(仮)耽奇館主人の日記
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2005年01月09日(日) |
優しいサディストのこと。 |
SMにおいて。 私というキャラクターをひと言で言い表すなら、「優しいサディスト」なのだそうだ。 我ながら、ニヤッと笑ってしまう表現だ。 確かに。 ガブリと本気で噛んだ後、必ず、ペロペロと優しく舐めることをする。 その逆もやる。 私の優しさは・・・人の痛み、苦しみ、悲しみを知ってる上での思いやりからくるものだと、自分では思っているが、どうもそれだけではないようだ。 以前、「狼の優しさ」について書いたことがあるけれども、 「獲物を美味しく食べるために、もったいぶる」という、動物にもある「愉しみ方」なのだろうかと考えている。 猫がネズミを弄ぶあれと同じである。 ああいう動物的な、本能的な愉しみ方・・・ 当然、人間にも備わっているもので、どれだけそれを自覚するかで、その人のセックスの楽しみの幅が決まる・・・ ということは。 SMも含めたセックスにおいて、高級な感覚を持ち合わせているのは動物の方で、真にケダモノと蔑むべきは、人間の方なのだ。 その証拠に、己をコントロール出来ない輩の何と多いことか・・・多発する陰惨な殺人事件を見ても分かる通りである。 ほんとうに・・・ 動物の方がよっぽどうまくやっているのだ。 ケダモノじみた人間であるよりは、人間らしいケダモノでありたい。 そんなわけで、今日も、私は自由自在にタガを外して、狼に変身を遂げることを愉しんでいる。 ニヤリ。 今日はここまで。
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