2005年04月11日(月) |
今週の週刊碁(1401号) |
棋聖戦七番勝負を振り返っての羽根棋聖のロングインタヴューがありました。 棋聖位をとった時から“不調”が囁かれていましたが、山下VS羽根の棋聖戦4局から、ご自身の碁の感覚がわからなくなったとのこと。 「自分の碁に自信がもてない」こういうのを“スランプ”って言うんでしょうね。 5局までの対局で棋風を変えようとしているのかという印象を周りが受けたのも、羽根棋聖自身が色々模索していたらしく、角番に追い込まれてからの6局では、自分の原点に戻ろうと、打たれたのだとか。 そして勝って自身を取り戻し、棋聖位防衛に繋がったとの事。天晴れです。 しかし、羽根棋聖の碁に対する姿勢というか…インタヴューを読むと、必ずといっていいほど、“後悔しない為に打つ”という言葉を拝見します。 本来打ちたいところとは違うけれど。 普通はこう打つべきなんだろうけど。 色んな取捨選択のある中で、ここを打たなければ後で後悔するかもしれない。そんな一手に込めた思いを話してくださるので、外見の涼やかさとは違って、信念の人、熱い人なんだなぁ…とちょっと感動です。 今年、色んな棋戦で羽根棋聖ご自身が納得できる碁を打って下さることを期待したいです。
それと、今回は井山weekです♪(笑) NHK杯に関する青葉かおりさんのコーナーでも、結城九段、張栩名人が、『早碁なら僕らとそんなに変わらない』と井山くんを評していたと紹介。(うわぁ〜〜っ。それって凄すぎない??) 新人王戦でもベスト8に一番に名乗りを上げました。 4月1日に昇段して15歳で四段。(「えいぷりるふーるではない」とのコメントつき。笑) 塔矢アキラでさえ、そこまでは…と思いましたが、アキラは15歳で本因坊リーグ入り。その翌年度は新しい昇段規定によって、七段になってるハズなので、さすがにマンガだ…と(^^;)。 でも、井山くんなら、リーグ入りしてもおかしくないかな?(で、アキラと同じく、最初のリーグ入りでは、負け越して落っこちたりするの。笑)マンガも真っ青な天才だと思います。
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