ノーエの日記

2005年01月30日(日) 攻めの加藤、ヨセの加藤 加藤正夫名誉王座の棋歴。

加藤ファンのみならず、囲碁ファンの殆どが見ていたと思われます。今日のNHK。
大竹英雄、石田芳夫、趙治勲、小林光一、武宮秀樹と実際に、木谷門下のメンバーがズラリと揃ったのをテレビで見て、今更ながらですが凄いなぁ…と。

加藤先生の追悼譜の解説を見ながら、大笑いでした。
特に趙治勲先生の解説があまりにおかしくて。
天下の石田芳夫も趙治勲にかかるとコテンパンで、涙を流しながら爆笑してしまいました。
その後の趙治勲先生と小林光一先生との会話。
なんだか宿命のライバルであるお二人が、楽しく雑談をしながら石を並べているお姿が、あまりに微笑ましくて。

木谷道場の対局の決まりで、負けると置石を一子増やすそうで、趙治勲先生、加藤先生との対局で置石の数がどんどん増えて「涙で碁盤が見えなくなった」(笑)とか、ゴルフの話になって加藤先生のショットを真似しながら『鴨ネギ』の話とか。

木谷道場で坊主頭をつき合わせて検討していたまんま、大人になったような感じがしました。

趙治勲名言集ってどなたか編集してくださらないでしょうか。(他力本願っていやねぇ…。笑)

それから、万波佳奈初段の映像も見ることが出来ました。
いやあ、可愛い〜。(どこ見てるんだ。笑)

加藤先生が3年前、史上最年長の本因坊位をとった時のコメントで、40歳を過ぎてから体力がついて、疲れなくなったと挨拶されていましたが、それは加藤先生が碁界に貢献すべき仕事がたくさんあるのだと、碁の神様に見込まれたからだったんじゃないかと、思えてきます。
色んな改革もまだ始まったばかりですので、残された方達が今後も引き続き頑張っていただきたいです。

最後に、若手の勢いも凄いですが、加藤先生の死でベテランの皆様にも心に期するものもおありかと思います。
今後囲碁界がますます活気に溢れて、隆盛になって行きますように。

加藤先生、お疲れ様でした。
加藤先生がヒカルの碁という作品に大変ご尽力いただけた事も、作品のファンとして本当に感謝しています。
囲碁史を飾る素晴らしい対局を沢山残してくださってありがとうございました。
さようなら。


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