喰いえるコトなど

グルメ?何それ?ウマイはウレシ、マズイはタノシ。
いわゆるひとつの食い意地日記

2001年07月28日(土) 続々・はじめての味、シオ納豆


さてはて。
口の中がぴりぴりしない、納豆汁が出来た。
(ココだけ読んだら、恐いな)
やっぱり、ちょっと甘いけど気にはならない程度。

晩ご飯は「塩納豆の夕べ改め、納豆汁の夕べ」に変更。
改訂版本日のメニュー。
玄米ご飯、木綿豆腐となめこ入り納豆汁、ぬか漬け。

納豆好きな私は、納豆汁も好きなのであるが、
いざ納豆汁を作るとなると、アノ強烈な匂いを
我慢して、我慢して、我慢して作らねばならない。
ところがこの塩納豆入り納豆汁。
しませんでした、我慢。しませんでした、匂い。
ちょっと味見してみる。
「うむ。ヨイではないか、ヨイではないか」

思わず口にするセリフも、新婚家庭の若旦那から
どこぞの百万石大名に変更。
食事を運んできた腰元(新顔←コレ肝心)の、
初々しい魅力に耐えきれなかった設定。
………つくづく阿呆やな、私よ。

食事前、一口味見した時は「ひと袋、よう食べん。どうするよ、コレ」
と思ったものの、結果オーライ。
無事「塩納豆の夕べ改め、納豆汁の夕べ」を満喫できた。
美味しかった。ごちそうさまでした。


ところで、ネットで調べたところ、塩納豆には二種類ある。

一つは東北地方の保存食。
納豆にこうじを加え、再発酵させた、私が今回食したタイプ。
これは原料の大豆より、ミネラルの吸収が良くなり、
栄養学上とっても優れているとか。
そして塩分少なめらしい。

もう一つのは高知で作られている。
納豆に塩とぬかを混ぜ、鉄鍋で煎るタイプ。
これは粘らないのだそうだ。
節分で豆まきに使う煎り大豆のようなモン?

いずれにしても、はじめに私が語感から想像したように
単純に「普通の粘る納豆が塩味」な訳ではないのだな。
そんな一筋縄ではいかんのだな。塩納豆は。

一つは「塩」を名前にかぶせながら、塩分すくなめ。
超私的感想を加えれば「塩い」のに。そして甘くすらある。
もうひとつは「納豆」を名前にかぶせながら、粘らない。

一つめの味を確認した今、私は二つめの味が気になって、
気になって仕方がない。

次なる野望は粘らない塩納豆。いつの日か確認します、その味を。
例え今回の塩納豆の様に、どんな意外な味だろうが、
美味しく食べてみせるのだ。



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