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2001年06月11日(月) 小さな命

先週金曜日の出来事です。
あと1時間で今週も終わりだ〜と2階事務所の掃除をしていた時です。
例の如く社長の軽快な足音がしてきました。
別段用事も無いので奥の部屋でほうきを振り回していると、清々しい声で私を呼びました。
左手の平を上にしてまるでお釈迦様の様に立っている社長。
ん?と思い、その差し出された手を覗くとなんとまぁチッチャイ雀が乗っているではありませんか!!

あまりの可愛さについつい手に取ってしまったのが運のつき。
社長は「任せたっ」と言い残し去っていったのです。
残された私は、ほうき片手に子雀を手の平に乗せ、暫し考えました。

どうすんのさ・・・・・

餌をくれと言わんばかりに子雀は容赦なくチュンチュン鳴きます。
仕方なく小さめの箱にティッシュを敷き、その中に小雀を入れました。
さて問題は餌です。そそくさとビニール袋を手に取り、いざ出陣。

畑の前でビニール袋を持ったまま思いにふける私。
・・・・他人の畑に入り、ミミズを探すなんてやっぱり出来ない・・・・
オーバーオールに健康サンダル姿の娘が畑を見つめてるんですよ。どう考えたって怪しいでしょ!?
そこで思いついたのが小動物に詳しい友達へのHELP。
会社へ戻り早速電話して聞いてみると、「小鳥用の粟があるからそれをお湯でふやかしてあげたら良い」との事。
ひもじい思いなんてさせられません。会社のチャリで近所のスーパーまで走りました。

小鳥の餌・皮むきタイプ ¥238-
割り箸の先に餌をのせ、子雀の口に近づけました。
もーーーー凄い勢いで食べる食べるっ 私も母雀になった気分で鼻歌なんて歌っちゃいました。

そんなこんなで1時間経過。
・・・・家に持って帰るのか?・・・・電車に持ち込む??・・・・
・・・・もって帰ってもまた月曜連れてこなあかんやん・・・・どーーーーーしよう・・・・

色んな考えが頭を巡り、結果外回りのH氏に引き渡すことにしたのです。
しかしそんなに甘くはありませんでした。「もって帰れるかいっ」と冷たい回答。
その会話を聞き、寄ってきたのがY氏とM氏。こーゆー時って性格出ますよ。。。
Y氏:おもむろに子雀を掴み、大きな指で子雀の口に無理やり餌を入れる。
M氏:関わり合いたくないのか、500mm離れて覗き込む。
H氏:「これも自然の掟や、ここに置いといたら母親来るやろ。」

結局解体途中のワゴンRの上に箱ごと置いて帰ることに。
後ろ髪引かれつつ皆我が家へ帰っていったのです。
週が明け子雀のことが気になるのですが、怖くて見にいけません。
あの小さな命は今どうなっているのでしょうか・・・

あまりにも可愛かったので写真に撮っちゃいました。


















はまちゃん