嫌いなＣＭ
ソフトバンクの上戸彩が主演しているもの
兄が黒人で父が犬というトッピな設定は、90年代に粗製濫造された「すっとぼけＣＭ」群の使い古しという印象をぬぐえず、どうにもいただけない。さらに言えば、それをストーリー仕立てにしてどんどん新しいキャラクターを増やしてゆくという手法も既視感にまみれていてなんともはや、である。誰が製作したのか知らないが、随分と時代遅れなことをやっているなあ、という印象で、ちょっと前にいじめや仲間ハズレを連想させるＣＭを作って大いに顰蹙を買ったこの会社らしいと思う。ま、あの犬の可愛さは認めますけどね。

好きなＣＭ
ＮＴＴ西日本のフレッツ光
坂本九の往年の歌曲「ステキなタイミング」をもじって長澤まさみが「光のタイミング♪」と歌う、あれのことです。原曲の良さ（7年程前のジョージアのＣＭも坂本九の『明日があるさ』を使ってブームになりましたね）と女優の使い方の巧さが光るＣＭで、僕はこれ位シンプルなものが好きなのです。フレッツ光はＣＭによって当たり外れが激しいと思うけれども、これはヒット。久しぶりに流れる度に見たいと思わせるＣＭになっています。

橋本繁久

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