Shigehisa Hashimoto の偏見日記
塵も積もれば・・・かな?それまでこれから


2002年09月17日(火) 永遠のエトランゼ

北朝鮮の拉致問題について色々思ったことを書こうと思いましたが私のような甘ったれでぬるま湯の中で育った人間が、ああだこうだと論じるのはさだめしおこがましいこと限りないと感じ、ここはあえて沈黙に徹することで哀悼の意に代えたいと思います。


昨日古ビデオを整理していたら何年か前に撮った「伊勢湾台風物語」を発見しました。懐かしい!もう何年見てないだろうかなあ。この映画、東海3県に住んでる人はそこそこ知っていると思うんだろうけどそれ以外の地域の人には恐ろしいほど知名度が低い作品なんだよね。いい話なんですよ。いや、ストーリーは悲惨以外の何物でもないけど、よく丁寧に作りこまれているんです。変に教訓めいたこともないし。ただ淡々と台風の恐ろしさを追いかける。台風の描写なんか圧巻です。主役は女の子なんだけどその子のボーイフレンド的存在の子がかわいそうでねえ(主人公一家もものすごく可哀相ですが)。これ見る度に普段台風が来ると「学校が休みだわ〜いわ〜い」などと言っている自分のバカさ加減が身にしみます。EDの曲も秀逸で切ないというより胸が張り裂けそうな感じになるんですよね。音楽聴いていてこんな気持ちになるのはこの曲と「ロマンティックあげるよ」ぐらいだなあ。


この間「戦国魔神ゴーショーグン」についてごちゃごちゃと書きましたが、昨日古本屋をぶらぶら散策しているとなんと「戦国魔神ゴーショーグン 時の異邦人(ETRANGER)」のロマンアルバムを発見!滅多にお目にかかれない逸品を目の当たりにしてあまりのことに胸が高鳴り、思わず小躍りしてしまいそうでした。(実際にはしてませんよ、念のため)もちろん即刻購入です。この本はこの間も書いた私があまり好きでない映画版のムックなんですが改めて見直すと「ゴーショーグン」の新たな魅力を感じ取ることが出来ました。自分の解釈能力の低さが恥ずかしく、でもちょっと嬉しかったり。とにかく旧知の作品の新しい一面を見つけるのはとても楽しいことです。希少価値という点ではそれほどでもないと思いますが間違いなく私の宝物になると思います。


夏休みももうちょっとで終わり。今年も枯れた青春を送ってしまった私ですがさして気にしておりません(そこが一番の問題!)。とはいえこのまま夏休みが終わるのを指をくわえてみているのは何となく勿体無く思い、最後のイベントとして映画を見に行くことにしました。題目は「千年女優」。あの「千と千尋の神隠し」と何かの賞を(何だったか忘れた)同時受賞したことでひそかに話題の作品です。どんな映画なのか楽しみです。明日観に行きます。このわくわくした気持ちを残したまま今日は眠りたいと思います。


橋本繁久

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