しむちゃんのつれづれ日記
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2003年08月05日(火) ひがみ、か?

官僚が腐敗しているのはナゼかという疑問に対するひとつの答えが、今
読んでいる本に書いてあります。それは「私的な利害というものが存在
しないということは、私的なものと公的なものが無制限に結び合っている」
ということ。これは丸山真男教授が論じた、いわゆる「丸山モデル」の
ひとつです。平たく言えば、公私混同のことです。

※ちなみに「モデル」とは必ずしも現実に即したものではありません。
 モデルを実践して初めて現実になるのです。

丸山モデルでは日本の腐敗はどこから起きているのかを分析してますが、
丸山教授のゼミ卒業生である東大法学部卒の上級官僚は、そのモデルの
意味を理解できずに卒業したようです。あるいは自分だけは例外と勝手に
考えてしまっているようです。(一流企業や有名企業の社員の一部にも
この手の勘違いを犯しているものもいますけどね)

こんなことを書くと、自分があたかも丸山モデルを理解しているかの様に
見えますが、解説本を見ているからこそこう言えるのであって、原本だけ
ではそうはいかなかったでしょう。というのも、丸山真男教授の著書は
非常に難しい。そもそも彼の著書は大学で講義用に作られたもので、彼の
死後に講義集とか著作集が発表されることによって世に広まったわけで、
世に広がったおかげで彼のモデルがどういうものであったのか、彼がどう
いうモデルで考えているのかがはっきりしたという背景があります。

実はちょっとした丸山アレルギーが自分の中にはあります。
というのも、自分が大学受験の時に現代国語の試験で引用されたのが彼の
文章。特にいわゆる一流私立大といわれる大学の政経学部系でよく出題され
ていました。

自分は一浪しましたが、予備校の授業の中で、丸山真男の文章を読めない
人間は一流大学には通らないとまで言われており、予備校生内でも彼の
文章が読めないヤツは頭が悪いとまで言われました。かくいう自分はその
頭の悪いヤツの部類でした。これが非常に悔しかった。

でも今思えば、その読解問題とは国語問題であって、その意味するところ
を出題するところまでは至っていなかったと思います。というのも、出題
する側も彼の意図するところを理解していなかったと思われるからです。
仮に理解していたとしても、東大の学生ですら理解できないことを受験生
に試すなんてことをする方が間違っています。出題の適正の観点からね。

ま、それはいいとして、ちょっと彼の著書をいくつか読んでみようかと
思います。なんで彼の文章が理解できなかったのかという理由は自分では
分かっています。テクニックではなく本質で読もうとしていたからです。

負け犬の遠吠えに聞こえますからこれ以上言いません。
丸山教授の思想は経済を学ぶ上で必要だと感じるので、研究課題として
位置付けようと思います。ただいま大学生もやっているんでね。

はい。今日は曇りのち一時雨。(東京地方)


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