今週の金曜日に提携先と引継先とで第2回目の3社会議が行われます。 それに先だって、確認の電話を提携先のマネージャーがしてきた。
用件は同僚に伝えたいようでしたが、あいにく離席中だったので自分が 用件を聞きましたが、そのついでに引継先との契約は進んでいるかと 聞いてみたら、まだまだ先は長いようです。
というのも、提携先は装置メーカ、引継先は技術系の人材派遣会社。 引継会社の当初の狙いは従来通りの派遣請負であり、装置販売までは 手を伸ばさないことでした。でも商売としてサービス業務と装置販売 を別会社が行うなんてことは、サービスを受ける側としても、装置を 売る側としても、情報の横通しができないことに加え、責任の所在が 曖昧になってしまうという不都合が起きます。その他にもいろいろと 不都合なこと、あるべき姿でないことがあります。
装置販売に関しては大きく分けて、装置の新規販売、メンテ業務、 それからパーツ販売があります。これらを切り離して商売することが 非常に難しい、つまり客先にとっては改悪であることは明白です。 ひとつは窓口が増えること。それからもうひとつは装置導入の有利性を 社内的に説明できなくなること。イニシャルコストの回収をランニング コストの低さで説明できることも、これが切り離されるとイニシャルの 大きさだけが目立ちます。ということは、新規の装置販売にも影響が 出てくるということなので、販売側にとってもメリットがない。
組み合わせではなくてあくまで一体で装置販売からアフターサービス まで行うことで初めて装置導入のメリットを説明できるはずです。 どちらの会社もいくら優秀であったとしても、所詮別会社ですから、 それぞれの方針に基づいて行動が決められますから、必ずしも両者の ベクトルが一致するわけではありません。それでは客先が望むサービス を提供できるとは言えないことは誰が見ても理解できる。
ただ、批判はいくらでもできますが、ウチの会社としてはとにかく どういった体制になるにせよ、提携が終了したわけだから早期に手離れ できるように進めていかなければなりません。こちらはこちらの計画が すでに進行しているわけですから、この引継作業で手間取るために、 こちらの計画を遅らせるわけにはいかないからです。
どうやら3社ともにお互いの腹の探り合いの様相ですから、金曜日の 会議の席では下手な発言ができないと予想されますが、恐らく自分は そんなつまらないことで時間を費やすぐらいなら、こんな引継作業は やめちまえと言いかねません。そして提携先が装置販売そのものを 止めてしまうことも可能性としては否定できません。上司が一番恐れる ことはこのことです。だから自分は感情に流されないで冷静に対処する ことに努めなくてはなりません。理想の姿を求めるだけでは引継ぎが うまくいかない場合もあることを肝に銘じながら。
自分は見た目の落ち着き方とは違って結構短気ですから、口を出さず にはいられなくなるかもしれません。当日は司会者に徹して、発言は 差し控えるようにしようかな。すべては結果が悪くならないようにする ためのものなので、自分の意見が通るかどうかは二の次。
現在、引継ぎにかかる費用の試算をしている最中。 多少のコスト発生よりも早期手離れが最優先課題。撤退遅れのリスクの 方が目先のコストよりも大きいことは経験上立証されています。計画の 主導権を相手に握られないことが重要なので、とにかくジーッと様子を 見ながらどう出るかをその場で考えることにします。
はい。今日は曇りのちときどき雨。(東京地方)
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