| 2003年04月26日(土) |
注意することに越したことはない |
世界中でSARS(重症急性呼吸器症候群)あるいはその可能性が否定 できない症状を訴えている患者数が増えています。その状況を鑑み、 客先のうちの1社が社内立ち入りに関するお願い状を送ってきました。
趣旨は、「感染指定地域居住者(経由者含む)の構内立ち入りは、その 安全性が確認できるまでの間は遠慮頂く、あるいは社員の事前の許可を 受けた上とする」といった内容。
このことを厳密に遵守しようとするならば、「感染指定地域」とはどこ であるかを定義しなければならない。この書面にはその指定者がどこの 機関であるかを明記していないから勝手な判断をするならば、WHOが 公表している地域と解釈するのが妥当でしょうか。
ただ、厚生労働省の表現では「伝播確認地域」と言っていますし、WHO の定義で言うと、"An "Affected Area" is defined as a region at the first administrative level where the country is reporting local transmission of SARS." →ここを参照。
ということは、「指定」しているわけではなく、厚生労働省の言う表現 が正しいといえます。つまりその存在を「確認」しているということ。 レポートされない限りその存在が確認できないわけだから、その発祥の 多くが報告されている中国で虚偽申告がなされても真偽の確認ができな かったため、WHO自身が調査に乗りこんだわけです。
感染源の特定もその伝染ルートも確認できていないのだから、WHOと しても危険を覚悟の調査になります。
国別でいうと、中国を筆頭に、華僑が行き来している国に多い。 中国・香港・台湾・シンガポール・ベトナム・カナダ・アメリカといった ところです。まだまだその検査方法が確立していないから、その数は もっと多くなるかもしれないし、他の国でも保菌者あるいは発症者が いるかもしれません。
日本ではまだ2例しか確認できていませんが、時間とともに多くの事例が 出てくるかもしれません。少なくとも通常の風邪防止レベルのことは しておく必要があるかもしれませんね。うがいや手洗いは必須です。 みなさんも注意しましょう。そうすれば大騒ぎする必要もありませんから。
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
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