しむちゃんのつれづれ日記
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2003年02月06日(木) 竹中大臣の記事を見ながら「大したことない」問題を考える

竹中平蔵氏が毎日新聞のインタビューに答えた記事があります。
気になったのは2点。

1.日銀にはマネーサプライを増やして欲しい
  
マネーサプライを増やす考えには同意。
しかし通貨供給できる権利を持つのは日銀とともに政府にもある。
それを従来の考えで政府の役割と日銀の役割を割ってしまうのは
日銀の独立性をあまりに考慮しすぎた結果だと言わざるを得ない。
しかもその責任を日銀へ押し付けていると受け取れる発言はまるで
政府の人間(つまり代議士のことね)であるかのよう。これでは
せっかく民間から登用してくれた小泉首相に申し訳ないだろう。
つまり細かい経済理論やら手法を知らない小泉首相に従来の考えを
押しつけることで結果的に小泉首相の目的を達成しないことになる。

2.金融から経済の底割れを起こすことは絶対ない

「絶対」という言葉を使うことに疑問がありますがこれは不問。
担当大臣としては100点の言葉でしょうが、裏を返せば金融面で
ないところで底割れを起こしたとしても自分の責任ではないという
ことを意味しています。金融機関の危機に関する質問への答えです。
つまり金融機関へは手当てするが、一般企業への手当てまでは考え
ていないということ。それじゃあ、片手落ちというもの。株価急落
などで金融危機に陥っているということは、金融機関だけじゃなく
一般企業や個人も危機に陥っているということ。そうなると金融機関
だけを救うという姿勢が批判の的になるのは必至です。当然ながら。
これは上記1の逆で、民間人だから言えることかも。いくら担当だか
らといって産業を無視するということは、その業界からの反感を買い、
選挙の時に不利になりますからね。その姿勢を見られてね。平沼大臣
は、この発言を見てどう思ったんでしょうか。恐らくあまりいい気
にはならなかったんじゃないでしょうか。

竹中フリークからすると彼の発言や主張はまったく正しいものだと
映るでしょうが、冷静に見れば見るほど疑問を感じざるを得ないと
思います。ただ、その提言やら意見には従来にないことをたくさん
盛り込んでくれていますので、官僚に操られてきた従来の大臣には
無い知識やら能力があるのは間違いない事実。専門家だしね。その点
では従来の代議士にはできないこと。だから思いきりやって欲しい。
個々には疑問もあるでしょうが、トータルとして国益になるのであれ
ば、個々の議論に問題があっても「大したことではない」。

小泉首相の言いたいことはそういうことではないでしょうか。
方向性が誤っているのか正しいのか。一国の首相が考えることは、
そういうことでしょう。首相でない人達は与野党を問わず大いに議論
して、より正しい方向に持っていけるようにすればいい。そんだけ。
自分はそう思います。

はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)


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