しむちゃんのつれづれ日記
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2002年12月01日(日) おもしろい人物なんだけど

どうも議論を聞いていると空しくなってきた。
サンデープロジェクトでの亀井静香氏の発言。

やはり従来の景気拡大路線、つまり公共事業にカネをつぎ込んで借金を
作り続ける方向です。社会資本は将来の子孫も使うのだから返済を残し
てもおかしくないと言います。でもそれはこれから作る借金だけのことを
言っているわけで、これまでの借金の返済については何ら手を打っている
わけではありません。景気回復無しに財政再建はできないと主張してきた
自民党の失策をまた繰り返そうとしています。

景気回復を社会資本整備の視点から言い続けてきた自民党ですが、景気
回復のためには産業を活性化させることが必要なわけで、カネをばら撒く
だけになってしまった公共事業(もちろんインフラの整備は生活や流通の
基盤にはなりますが)からはもはやエネルギーは出て来ない。60年代
70年代とは違ってね。社会環境が違う。この環境の違いを無視して従来
と同じ政策をとって効果が出て来なかったのがバブル崩壊後の失政と呼ば
れるもの。一時的なカネの放出であり、しかも狭い範囲の産業にしか行き
渡らないから、全体の底上げにはならない。その狭い産業を守るために
オレは政治生命を賭けてでもそこを守ると宣言するならば別ですけどね。

これを産業の活性化の観点から持論を展開しているのなら支持したいの
ですが、どうも自民党の実力者の方々はそうではないんですね。
景気拡大と言っておきながら実はそうではないというところに、そして
小泉総理には結果責任をと言いながら、自分たちは何ら責任を取ってこな
かったところに嫌気すら感じます。これが自民党政治です。小泉首相は
支持するが自民党は支持しない人が多いのもうなずけます。そしてこの
ことに気付いた実力者たちが小泉外しをし始めたところがイヤらしい。
まったく誰のために政治をやっているのか疑いたくなります。

また経済ジャーナリスト財部氏の発言も首をひねるところもあります。
銀行をいじめても中小企業はつらくなるばかり、というところ。
これは銀行の姿勢の問題。貸出姿勢を正せばいいことなんだけどね。
彼は端から銀行イジメは中小企業イジメだと決め付けている。
一部の現象をその通りだとして、それがまともな行動であるのかどうかを
検討した後の発言だとは思えない。現象説明だけであるならコメンテータ
として出演してもらう必要はないと思うんですがね。

後からUFJの寺西頭取、三井住友銀行の西川頭取が出演しました。
中小企業は収益源である認識はあるようです。認識はあるんですが、残念
ながら説得力に欠けています。頭取自ら出演して説明を行うことは誠意の
ある行動だと思うし、報道からのみで事実を知らないわれわれとしては
何が行われたのか、どのような発言だったのかを知ることは大事ですから
今の時期に出演することは意味があると思います。その意味では評価したい。

歪んだ情報やコメントがどれだけわれわれを混乱させているか。
同情を呼ぶような発言が正しいとは限らない。われわれの生活を守って
くれるとは限らない。聞こえのいいように加工されているかもしれない。
そのあたりを見分けるためにはやはり勉強するしかありません。それを
見過ごして自分は知らないからと逃げてしまってはならないんです。
逃げても状況は改善しないからね。

国家財政を支えているのは民間企業と国民からの税収ですから、そこをどう
やって増やしていくかを考えることにエネルギーを費やして欲しいですね。
国民の誰もが生活の向上を願っているんだから、支出はすぐにでも増えます。
でも収入は簡単には増えない。だからこそかけるエネルギーの配分を考えて
欲しいんです。

懐具合を考えないでいいことばかりを言う政治家は要注意です。

はい。今日は曇りときどき雨。(東京地方)


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