| 2002年10月25日(金) |
将来の幸せか明日のメシか |
今日は少々長文注意報発令です。
厳しい状況になってくると将来の夢なんかは語れなくなる。 その代わりに明日のメシの種を探してこいとなる。当たり前だよね。 しかも受注利益の無い案件なんかは取ってくるなという指示も来る。 目の前の仕事を選んでいる場合じゃないけど、損するのが分かっている ならば出張なんかせずに静かに机に座ってじっとしてろとなる。
固定費(主に人件費)はじっとしてても動いても同じだけ発生する。 取ってこなきゃ管理費の回収もおぼつかなくなりますが、それすら 回収できないぐらいの安値で要求されることもあるから、そんなものは 無視して何にもせずに机に座ってろとなる。取ってくること自体が 会社への背任行為となるため。
まだ会社に余裕があったときは政策的とか戦略的とかいう言葉である ポリシーを持って赤字受注に向かうことができましたが、これは相当の 覚悟が無いとできないこと。営業部長の決裁ではダメで、担当役員とか 場合によっては社長決裁となる。それだけその案件が会社にとって重要 であることをトップに対して説明をして納得してもらわねばならない。 会社の業績に直結する話ですから。経営責任というヤツね。
個人経営であれば社長の決断ひとつで全てが解決してしまうけど、組織 を持つ会社であると、いわゆる手続きが必要になる。そこにスピードが 求められて各社苦労をして仕組み作りに懸命になっている。決裁権の 委譲とか組織のフラット化とか、あるいは決算発表時期の早期化なども スピード化の一例です。決算発表する数字は取締役会の承認が必要だし。
そんな会社の手続きのことはいいとして、自分が所属する事業の置かれて いる状況は変化に富んでて楽しい。(皮肉ね) 対象とする客先業界の 景気の波は激しいし、内輪で言うと事業の責任者が3年間で3人目。 特に大手の客先からは非難ゴウゴウです。上が変わるということは方針も 変わるということ。せっかく顔見世して情報ルートができたのに、これで また振り出しとなり、またその人となりから様子伺いをしなきゃです。
そんなこんなもありながら、上期の業績はなんとか黒字。下期はさらに 厳しい状況が予想されるから、尚一層のコスト削減と案件の掘り起こしが 求められます。来年再来年の設備投資計画は把握しているけど、それらは 必ずしも実現するとは限らない。実現性はあるとはいえ、それらが即 フトコロを温めてくれるかというとそうでない。絵に描いたモチに希望を 託してもお腹はふくらみません。だから目の前に転がっているメシの種を 探しに行く必要がある。それが易しくないから悩むんだよね。
でも出来ないからと言って諦めた時点でオシマイです。 オシマイということは会社にとって必要の無いということです。だから 難しくても何かを探してくるしかない。出来ないで済ませれればだれも がんばらないし、そのモチベーションも保てません。でも結果を出せば その報酬をもらうのは当然です。それが出来ない会社は自分から進んで 辞めたほうがいい。長い会社生活ですから自分の能力に見合わない報酬 しか与えられないのはどう考えてもやり損です。
実際に行動するかどうかは状況によりますが、それぐらいの気構えでい ないとこれからの会社生活は何が振りかかってくるかわかんないから いざとなった時のショックは大きいでしょう。そうなった時の自分の身の 振り方が固まっていないならなおさら。でも日頃からそんな気構えを持って いる人はいざとなった時も対処が出来るでしょうし、逆の場合は対処すら できないでしょう。だから日頃から会社の方針はともあれ、自分の中で 方向性を見出して今何をしたらいいのか、そんなことを考えながら目の 前の仕事に前向きに取り組むことが必要ですね。
さてこう言っときながら自分はどうかというと、向かいの席に同期入社で 強く生きているヤツがおりますから、常にそのエキスを吸ってます。(笑) 環境的には同期入社のやつが同じ職場にいると仕事がやりにくいと言い ますが、自分の場合はそんなことなくお互いがお互いの立場をわきまえて いるからライバル心とかはありません。協力しながらお互いの思いを時々 語るといったスタイル。逆に同じ土俵だと続かないかもしれない。
二人の共通の思いは会社を変えなきゃ、ということ。 新規事業はある意味、会社は理想形を模索するひとつのモデル。 本気で進出するか撤退するかを考える上でのテストケースです。 だから通り一辺倒な考えでは成功しないというのは会社も分かっている。 あとは我々がどういう形にしていくかを提案して、それが認められるか どうかを見守るのみ。やって初めて分かることが多いですから、それらの 経験をどう生かしていくかは会社が決めること。不満や葛藤はありますが、 そんなことよりも事業の方向性を考えるのに自分たちも参画できることは 正直言って迷惑なことではありません。むしろありがたいこと。
そんな将来を考える事業である部門に所属しながらも、明日のメシの種を 探してこなきゃいけないんですから、会社は相当痛んでいると言ってもいい。 とはいえ、本当にそういう状況であることは聞き及んでいますし、会社の 重荷になるのはイヤですから、選択肢は自ずと限られてきます。だから そんな限られた選択肢に集中してやればいいわけで、逆に悩む必要もない。
何を言っているのか自分でも分からなくなってきました(苦笑)が、とに かく限られた時間と資源の中で限られた選択肢に集中する。そしてそれらを 何が何でも全うする気概を持ってやる。そして願わくば利益を出して会社に 貢献する。そして自分のフトコロも温かくなる。そんなサイクルを回して いきたいですね。最終的には自分のためですから。
はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)
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