| 2002年09月18日(水) |
流動性のトラップって |
※9/20誤記入訂正
具体的な議論はしませんが、今の日本が陥っている流動性トラップ。 ゼロ同然の金利、インフレ期待の持てない状態、いくら日銀がジャブジャブ お札を刷っても借金の返済に明け暮れて新しい起業のために使おうとする 機会を見出せないでいて、生産性の向上に寄与できないでいる資金。
お金が必要以上に出回れば借り手が不足して金利は下がり、何かの理由で 借り手が増えれば金利は上がり。単純な構造ですが、経済が停滞して しまった状況で以前であれば流動性を増やせばお金が回ってモノが増え、 生産性が上がり経済が活性化する図式が、今やもぬけのカラ。
金利を下げても回らないお金。しかしもう限界まできている低金利。 そうなると日銀の出番ではありません。景気を安定化させるのが責務で ある日銀のやれることは何でしょうか?バブルから崩壊までのシナリオを 作った日銀ですから、なにか考えているんじゃないですか?>遠い目
いったん崩してしまった銀行システム。(崩れたんじゃなくて崩した) 日銀指導で行われていた強制貸し付け。(窓口指導っちゅーうやつ) 甘い汁にだまされてホイホイ借りていった国民・企業。
無理をしてお金を使った結果が今の状態です。 無理がたたって壊れた経済は、望むべくは自然治癒なんですが、そうこう していると近い将来、老齢化が到来し、稼ぎ手よりも福祉を受ける人口が 多くなってしまいます。こうなると市場経済だけでは国民生活が脅かされる ことになってしまい、政府の出番となりますが、いざそんなことになっても 財政が大赤字では出すものも出せません。ケインズも首吊りしなきゃならぬ 不幸な世界になっています。
そんな不幸な世界を迎えることの無いように行っているのが構造改革。 本当に血が出る前に予防をしているんです。かすり傷で済んでいるものでも 深い傷になってしまえば大手術をしなくてはなりません。つまり国家破綻で IMFの出番です。インドネシアや韓国のように。でもこれも必ずしも 成功したとはいい難い。一部では今の日本にはIMFしかないという意見も。
極論ですが、日本の政治は共産党以外はどこも同じ。あれこれ自民党とは 違うところをアピールしておりますが、経済効果としては何ら変わらない。 ということは、共産党以外のどこの政党が与党になったとしても我々の 暮らし振りに変わりは無いということ。
傷口はいっときの痛みに耐えて傷口を開いて手当てをする方が、傷口を ふさいでしまうよりも直りが早いし直った後の姿がきれいであるのは 政治や経済構造も同じだと考えます。痛みに直面しなければ声を上げない 我々ですから、無理した結果が今の状態ならば、無理して痛みを実感 するのもひとつの手かと。でもその痛みを与える立場のヒトが問題。 だから小泉さんを選んだはずなのに、時機を逸してしまってはその痛みを 受ける覚悟も失せてしまいます。
そういった意味でも早い構造改革を進めて欲しいもんです。
はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)
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