しむちゃんのつれづれ日記
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2002年07月12日(金) 今後の事業を考える

そんな打ち合わせが始まりました。
というのも、今の職場は装置の輸入をし、国内で販売しているところ。
装置がおかれている市場がどうなるかということもありますが、今後の
為替の推移に縛られるところが大きいと考えています。(自分はね)

今年は事業を立ち上げて3年目。
為替はその間に¥130/$〜¥105/$の間を推移しておりました
から、まだ輸入する立場としてはそんなに変動リスクがあったとは言い
難いところがありましたが、この後5〜10年後を考えると、自分は
円安方向へ動いて行くと考えています。(現在の円高とは逆に)

政府はどうやら¥120/$〜¥140/$のレンジ±¥5/$あたりで
考えているフシが見受けられます。政府・日銀の介入が言いか悪いかは
別にして、市場のダイナミックな流れは止めることのできないこと。
貨幣が流動化しない(硬直している)こと、つまり消費が増えないこと、
高齢化がより一層進み増税が避けられないこと、製造業の国際競争力が
落ちて輸出が減少すること、それから何より構造改革が進まず財政難が
解消できないことが予想されており、日本の信用が落ちるであろうこと。

これだけ円の通貨価値が落ちる要素が揃っておりますから、よほど強力な
改革が行われない限り、円が安定して今の水準を維持することは困難だと
思います。

そう考えると、日本で安定した商売をするためには為替に影響されない
作り込み、つまり日本で生産することを考えなければならない。為替の
影響は、機種戦略の域を越えて大きいものとなりますから、いくら強い
機種構成としたところで、為替の変化を販売価格に転嫁するということを
認めるだけ寛容な客先はほとんどおりません。生産プロセスに必要な
装置でかつ市場ではそこしか作っていないようなものであれば、売り手
市場ですから強く出ることもできるでしょうが、そんな装置が目の前に
あるわけではありませんから、それも見込めません。

半導体市場は、そのアプリケーションの市場に左右されます。
新しいアプリケーションの展開が見込まれない内は、今のアプリケーション
で今後どうなっていくかを考えるしかありませんから、そうなると半導体の
需要は必然的に頭打ちになることが容易に想像できます。

過去の半導体サイクルというのはアプリケーションの発展に対する半導体
メーカの攻撃の歴史とその反動である在庫調整の歴史の繰り返しです。
アプリケーションが増えてきている段階ではそれに伴って半導体市場も
右上がりになりますが、そのアプリケーションが停滞してしまうと、同様に
半導体市場も停滞してしまいます。小さな波としては生産増と在庫調整の
繰り返しですが、大きな波としてはアプリケーションの増加に伴い、小さな
波を飲み込んで、右上がりの波となってきました。つまり全体の量的な
変化はずっと右上がりなのです。これからはこのアプリケーションの増加に
大きな期待が持てなくなっているのです。

全てを信用しているわけではありませんが、野村総研のレポートでは、
10年後の半導体関連企業あるいは半導体事業を保有する企業は業態の
変化を強いられるとも言いきっています。つまり成長業種ではなくなると言って
いるのです。

ではどうするのか。
この話題は、来週をかけてブレーンストーミングをしつつ議論をしていく
ことになります。さてどうなるやら。

はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)


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