政府が検討を続けていたデフレ対策の骨格が決まりました。
(1)不良債権処理の促進(2)金融システムの安定(3)資本市場対策 (4)中小企業の貸し渋り対策等(5)金融政策――で構成。 不良債権処理では主要行に対し、融資先の問題企業の再建策策定を 求める模様。市場が評価する内容とすることが前提で、そうでない場合は 不良債権として速やかな処理などを要請するといいます。また、金融 システム安定では、金融危機の恐れがある場合、躊躇することなく銀行に 対し公的資金を投入することを求めるなどを掲げました。 このほか(3)で株価対策、(4)で政府系金融機関などを活用した 金融支援を想定しています。
一方ではムーディーズが日本国債格下げの方向で見なおすとの声明をし、 リスクが高まったことを突きつけられた10年物国債は売られ、利回りは 一時前日終値比0・05%上回る1・515%まで上昇しました。 ただ、金融機関は今後も国債購入に旺盛な意欲を示しており、「金利 急騰(価格急落)リスクは少ない」との見方も出ています。 日本国債の格付けを上から4番目の「Aa3」(イタリアと同じ)から 格下げする方向で見直すと発表しました。5番目は「A1」で投資適格 等級先進7カ国では最低となります。
以前にも日記の中で書いたことがありますが、国債の格付けが下がると 民間の企業格付けが自動的に下がり、業績が良かろうが資金調達に 影響が出てきます。 また債券市場が縮小し、市場の混乱も予想されます。(今もそうですが) 社債を発行できなくなった企業は間接金融である銀行貸出しに頼ろうと しますが、不良債権処理で必死になっている銀行は、格付けの低い企業 への貸し付けは控えるでしょうからそこで貸し渋りが起きる。そうなると 大企業でさえも倒産する可能性が大きくなってきます。それが膨らむと 日本全体の景気が大きく落ちて日本大失業時代が到来してしまうことに なります。日本沈没です。 あ、もしかして映画の日本沈没は物理的なものでなく、金融の世界で起 こる出来事を予想していたんでしょうかね。(苦笑)
いずれにしても日本の台所であるバランスシートをきれいにしないと、 将来は上記のような憂き目に遭う可能性は大いにあります。だから日本の 構造改革は待った無しなんです。生活できないほどの苦労とまでは行かず とも、皆がそれぞれ痛みを分かち合うことで将来の不安が無くなるのなら ば、目の前の小手先の経済対策に頼らず、少々ツライ時期を過ごしてでも 我慢していくのが課せられた運命ではないこと思います。
そういった意味で、小泉首相が抵抗勢力や多くの国民から不支持とされ てもあるべき姿に進むために努力していることは、自分は評価しています。 具体性の無い建前だけの内閣と評されても、少しずつでも前進している 姿は見えてきております。腐った体質を直すためには、やはり時間がかか ります。見守っていきましょうよ。何をしてもいいと言う訳でもないけど、 過去の内閣には無かった内向きの政治ではないところを評価しましょうよ。 と、思います。ど?
はい。今日は晴れ。(東京地方)
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