しむちゃんのつれづれ日記
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2002年02月03日(日) 構造改革は実は氷山の一角だけ?

来年度の国債発行額が30兆円を越えるとか越えないとか。
国会の審議を通る一般会計に計上される新規の国債発行額に多くの
目が行っておりますが、今までに発行された国債の償還およびその
利息払いに充てられる返済は特別会計という我々国民に見えない
ところで操作され、闇に葬られているという実態があります。

今回小泉首相が推進している構造改革の一環で特殊法人を見直す
という項目がありますが、この特殊法人という民法で言う民間企業
でもなければ、公法で言う行政機関かというとそうでもない。この
非常にあいまいな根拠の上に成立しているのが特殊法人。要するに
ここへのお金の流れが非常にあいまいであることを示しています。

年間に何十兆円もの公共事業を行う特殊法人は上記のように法的な
根拠を持たない幽霊的な法人です。ですからどんなに借金が膨らもう
が、不良債券漬けになろうが、誰も責任を取らされません。行政機関
のように議会で承認される必要もありません。誰が舵取りをするように
なるかは推して知るべしです。(族議員と官僚)

こういう特殊法人に巨額の公共事業予算が一般会計・特別会計から
優先的に投入されるほか、郵便貯金・簡易保険・国民年金の積立金、
それに税金の一部などを原資とする財政投融資資金もつぎ込まれます。
それらは官庁の権限を介して連動しており、補助金関係団体へと繋がって
います。これらが一体となって巨大な利権構造を形成しています。

ちなみに国の予算のからくりについては一般のヒトには明らかにされて
おりませんので、我々の税金がどのように使われているのか、郵貯が
どうなっているのか、などなどさっぱりわかりません。ここで言及する
にはあまりにスペースが限られているので割愛しますが、そのいい例が
国の決算を出していないこと。(最新は1997年度?) 民間であれば
予算と実績の差を出し、それに対し分析と反省・対策を打つことになり
ますが、国の決算が数年経っても出てこないということは、それだけ
公に出せない内容である、もしくは公に出しては困る人たちがいること
は容易に推測できます。責任問題になりますからね。

要するに構造改革とは、過去の累積した負債の軽減と、将来も積もって
いく負債への歯止めを狙ったものと考えます。景気対策を声高に叫んで
いる人たちの裏では利権争いが行われているわけで、そんなつまんない
ところで無駄なお金が吸われていっているのです。国の景気対策に国家
予算を回すということは、それだけ我々国民の懐を痛めているという
ことです。短期的な対策であればその効果も出るでしょうが、慢性的な
景気対策はその不透明な資金の循環が分からないから余計に国の懐が
痛んでいっていることは間違いありません。それを止めようとしている
のが小泉首相。誰かが利権構造の一角を崩し、資金の循環を明確にし、
適切な予算を組めるようにしなければならないんです。誰もが避けて
通ってきた道をあえて彼は進もうとしているのです。大局的に考えれば
外務省問題での決断は市場にはいい影響は与えませんでしたが、だから
といって内閣解散なんてことにはなりません。小泉内閣の支持率は
急下降しましたが、彼のいなくなった国政は恐らく糸の切れた凧となって
向かう先の分からない方向へ行ってしまうでしょう。そうなったときに
一番苦しむのは我々国民。国民感情的にはイヤな決断だったでしょうが、
小泉首相の苦渋の選択だったと気遣いしてあげる方が自分としては
彼に対する正当的な評価だと思っています。今までだったら無視されて
いたであろうNGOのことも真剣に考えた。そこが今までと違う点。
他の政治家とは違う素養を持っているヒトと評価したい。

それにしても何でもかんでも首相責任とされるのは内閣が機能して
いない証拠なんですかね〜。抵抗勢力の猛攻撃にあったがために。
官僚もそれにのっかったりして。そうであれば残念です。まがりなり
にも一国の首相である小泉さんを批判する与党なんてものは、いかがな
もんでしょう?国会議員の利権獲得と官僚の保身欲望は計り知れません。

はい。今日は雨ときどき曇り。(東京地方)


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