| 2002年02月01日(金) |
ホワイトカラーとワークシェアリング |
前上司が残していった米国メーカとの代理店契約のドラフト。 何とか会社が損しないようにと彼の思いが詰まった内容です。 でも今日から新しい上司がそれを引き継ぎ、彼の思いがまた入って きます。サラリーマンですから上司の決定に部下は従わなくては なりませんが、両氏の思いが違っていたらせっかく作り上げていこう としていた内容にも変更が生じる。しかもそのまた上司の室長も 思いが違っていて方向が3つに別れており、実際にドラフティング する自分としては、どうしたらいいものか判断に苦しみます。
交渉術に長けていない国際法務のボクちゃん(これまた最初から 落としどころで交渉開始しようとする、つまり相手のことを考えて 受け入れられるであろうことを最初から見せてしまうもんだから、 こちらとしてはやりにくくてしょうがないヤツ)には声をかけずに 事業関係者だけで契約文言を考えていくという作業をしてます。 エゴとエゴとの戦いの中で常識を振りかざすのは最初からこちらの 負けを意味しています。何のための交渉かわかんない。四角い頭を 丸くすることの出来ないやつは排除です。会社の利益にならない。 自分の専門性が全てだと勘違いしているヤツ。それが会社にとって 利益にならないと反論するとふてくされるヤツ。そんなヤツいらない。 でも会社における仕事の進め方としてはあんまりよろしくないんだけど。 全てがほうれんそう(報告・連絡・相談)で成り立っている会社組織では。
前上司と内容を詰めていたドラフトを昨日室長へ報告し、内容につき コメントを頂き、そのコメントをNYへ出張中の前上司へ報告。昨日 のうちに回答が返ってきましたのでそれを踏まえて今の上司と本日 打ち合わせをし、それをいかにまとめていくかについて話し合いました。
今の上司は割りとお気楽モードでこちらから出した提案に付いては あんまり反論もせず「やってみれば?」といった調子。でも腹の中には 他のことを考えている様子が伺え、こちらとしては皮肉としか聞こえない 場面もありますが、そんなことで上司に腹を立ててもしょうがないので 淡々とこちらの考えを述べて行く。YES/NOがはっきりしており ますので、決め事はサクサクと進んで行くのですが、自分の説明がうまい のか、上司の考えが無いのか、そこのところが掴めず担当者としては 実はやりにくい相手。前上司の方がそのあたり素直に表現してくれて いたのでこちらとしては分かりやすかった。(グチ)
部下は上司を選べないし、上司もまた部下を選べない。これは道理。 かといってこちらの信念を変えるわけにはいきませんので、自分としては まっすぐぶち当たるだけです。それで分かり合えると思っています。
今日のところは自分の考えを真正面から述べて、多くの項目は上司に 受け入れられました。上同士の無駄なエネルギーで無駄な時間を費やす ぐらいなら、自分が悪者になってもいいやと思った。それで解決するなら。 でも今日のところは幕が開けたばかり。これからまた彼らをどう動かして いくかが自分に課せられた仕事となりました。
誰かが言っていましたが、ホワイトカラーの仕事はいかに問題を解決 していくかということ。決まった仕事をこなしていくのは誰にでも できる。そこに知的作業を付加して必ず発生する問題に対していかに うまく解決していくかがホワイトカラーの責務だ、と。そういった意味で ホワイトカラーにワークシェアリングはそぐわないという論理。納得です。 まさしく自分の仕事はこういうことやってるんだと思いました。だから こそ基礎的な能力を備え、問題解決するための判断をするための能力を 持つことが必要になってくる。我々には向上心と決断力と知識の武装が 必要です。のほほんとは過ごせません。
はい。今日は晴れ。(東京地方)
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