しむちゃんのつれづれ日記
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2001年12月22日(土) 日銀の追加緩和策より効果のあったこと

昨日21日、金融庁がGS(ゴールドマンサックス証券)に対し
行政処分を行い、空売り規制の強化に乗り出したことです。
これは低位株が一方的に売り込まれ、銀行株も連動して下がり
続ける最近の株式市場に対する危機感が背景にあると言います。

証券取引等監視委員会が処分勧告をした翌20日には低位株や
銀行株は買戻しをされています。日本売りで収益を上げている
外資(GSに限らず)への批判は強く、ようやく動き出した
当局の姿勢を評価する声もあります。

空売りは株価下落による所有株の損失を防ぐためのつなぎ売り
の一般的な手法と解説されています。一方、株価の下落を狙った
投機的なものもあります。大手証券の声として、
「株価が100円強に低迷する銘柄を売り込んで100円割れに
追い込み、それらの銘柄を保有する機関投資家が手放すのを誘う」
と言う手口が目立ったと言います。

GSは空売りのターゲットとしてあさひ銀行の株価下落を狙って
意図的に売っているという憶測もありました。昨日21日GSは
否定的なコメント(あさひ銀行はGSの顧客であり、同行の利益
に反する行為は考えられない)を出さざるを得なくなりました。

金融庁の行政処分は、タイミングといい、当局が政治的効果を
狙ったことは確かと推測する市場関係者が多いようです。ですから
10日間の自己売買停止処分が明けた後の彼らの姿勢が変わって
いるかどうかが問われることになります。どうなんでしょうかね。

ウチの会社も他の多くの銘柄と同じように外資の売り込みの対象と
されていた事実があります。(挙句の果てに野村も売りに出した)
自分はそのことを把握しておりましたから、例え額面割れをする
事態に陥ったとしても、原因がはっきりしている(自責で無い)
のでどこかで下げ止まり、そのうち上げに転じると思っていました。

それでも事態はそう簡単でなく、日本全体の債券市場が混乱して
しまっており、例えばCP(コマーシャルペーパー)の格付けが
A格以下の銘柄は市場での買い手がつかず、実質はCPでの資金
調達が困難になっています。AA(ダブルA)というと、トヨタ
なんかの超優良企業ですから、国内企業のほんのわずかです。
日本の国債がAAですから、日本の信用度合いと同じである企業
でないと社債やCPでの資金の調達ができないという事態です。

企業としては直接調達ができないなら残るは銀行から借り入れる
間接調達しか手段がありませんが、金融監督庁からの指導もあり、
そう簡単に企業へは貸出しができません。
そんな状況ですから、GSの行政処分による効果というのは正直
言いまして大変ありがたいと思っています。

あるとき真面目に勉強して外資証券へのトラバーユを考えようかと
思ったこともありますが、やはりカネだけを本業とした業界への
トラバーユはどうなのかなと考え直しました。だって今の会社に
入った理由は日本の製造業を真面目に考えた結果ですから。
モノ作りの根幹をサポートする金融機関が表舞台で経済を掻き回す
今の状況を自分は心配しています。

そんな金融機関へ飛び込んで変革を起こしたいという志がある方は、
ぜひ外資に入って本来あるべき姿に変えていってください。
ハゲタカの頭に毛生え薬を塗ってやってください。そして儲けだけが
社是となっている今の外資の体質を変えていってください。自分は
今の会社の建て直しにこれからの人生を注ぎ込むつもりです。

はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)


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