しむちゃんのつれづれ日記
文字サイズは「中」が最適なようです。

2001年11月26日(月) もう大丈夫っ!

昨日はややもすればドツボに陥ったような気にさせることを書いてしまい
ましたが、それももうすっかり立ち直りの雰囲気ですので、もし気に
なさっておられる方がいらっしゃいましたら、ご心配無用です。(笑)
以前と同様、バカしましょう!(爆)

それはさておき、今日のコラムにさだまさし氏が書いておりましたが、
「休日の増加は日本をダメにする」と。ある意味同感です。

これはどういうことかというと、そもそも年に12回あった祝日は
それぞれ意味を持っていた日であって、年によって日が変わるものでは
ないということ。また、30年代、40年代に働くことで繁栄して来た
日本の礎を、休日の増加で祝日の意味が薄れてくるんではないかという
こと。(要するにメリハリがなくなるということ)
さらに言うと、休日を増加するのに国会議員の立法で出来たこと。

例えば10月10日であった体育の日は、統計上もっとも雨の少ない日
であることから定められた日であるのに、わざわざ週末に置き換えた。

次に、一生懸命働いてきた人に対してねぎらいの意味がある祝日も、
それを増やすことによって働かない人にも同じく祝日が増えた。

さらに、立法によって強制的に祝日が増えた。

氏は何を言いたいのかというと、「働かない国家に繁栄は無い」こと。
意味が薄れた祝日はただの休みとなって、単に休める日となってしまい
祝日ではなくなる。時節の趣も感謝の意も祝う気持ちも薄れてくる。
それと同時に休むことが当たり前になってくる。勤勉で働き者であった
日本人の意識が変わってくることで、国家の労働生産性が落ちてくると
危惧しているんです。

これは氏の考え方のひとつですから、じゃあ、てめぇ毎日仕事してろ、
なんてことは言わないで下さいね。こう唱えるのも一理ありますから。

氏の本意はおそらく安易な連休の創設にあったんじゃないでしょうか。
国家の云々ということよりも、もっと身近なところで考えると、本来の
(といっても古来のものじゃありませんが)趣ある祝日、ある意味
神聖な祝日を愛でる気持ちが無くなっていくことを心配しているんじゃ
ないでしょうか。安易に休日を増やすんじゃなくて、休日とはどういう
ものかをもっと真面目に考えて、その上で増やすべきであると。安易な
休日の増加は、ややもすれば人間本来の持っている楽をしたい性質に
拍車をかけるんじゃないかと。

問題の投げかけとしては、身近でわかりやすいコラムだと思いました。

はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)


 < 過去  INDEX  未来 >


しむちゃん [HOMEPAGE]

My追加