儲かっているらしいです。今日聞いた話。
今日お会いした方は橋梁関係の会社にお勤めの方でしたが、土日出勤も しなくちゃいけないほど忙しいらしいです。お会いしたくても時間が取れ なくて、ようやく本日お会いできました。
ウチの会社でも橋梁関係はやっておりますが、仕事が繁忙だという話は 聞こえてきません。どちらかというとウチの会社が手がけるのは社会資本 財になりうるもの。例えば瀬戸大橋、明石大橋、アクアライン、なみしま 海峡大橋の一部を手がけております。どれも社会資本としてはお荷物に なってしまったものばっかりですけど・・・。
それらの大きなプロジェクトで活躍するのは大手ゼネコン、重工、大手 エンジニアリング会社なんかです。それらがJVで入札して仕事を獲得 していくんです。でも、そんな大きなプロジェクトはすっかりなりを潜め てしまったので、それらに関わっていた企業はずっと小さな規模の仕事を 探すしかなく、手を引いていった会社も多いと聞いております。大きな 仕事しかしていなかったウチの会社も、小さな仕事を始めたようです。
そんな中でいまだに延々と続いているのが新空港建設と高速道路延長。 1県1空港なんてとんでもないムダ使い構想だったり、必要も無い地域に 町おこしの起爆剤として莫大な借金をして高速道路を延長し、プール制 なんかやってるうちは永遠に通行者は無料で使用できないような計画をし、 挙句の果てにはこんな大変な財政状況の中でも自分の選挙区を大事にしたい 国会議員が地元のために大きな声で構造改革を批判し、目先の利益のため、 つまり自分の選挙に当選するため、地元の業者に金が回るためにお国の 台所のことを考えずにいまだにバラマキ政策を取っている。以前も言い ましたが、そんな国会議員は必要ありません。お金の使い方を間違って います。その間違いを正すのが小泉内閣の構造改革。お金のかかることを なんでもかんでも止めてしまうのではありません。ムダな事業を凍結 あるいは延期し、必要な事業のみに絞るというもの。権利権益に侵されて いるひとには到底理解できないんでしょうけどね。
自分の首を絞めているような発言ですが、将来にわたって会社が生き 続けていくためには、転んで怪我をした傷を我慢して放っておくのが いいか、きちんと手当てをして休養をするのがいいのか、どちらがいい のかは明白です。長い目で見たら。後から後遺症が出てきて苦しむことの 無いように我々も考えなくてはいけません。収入が減ってきつい暮らしに なるかもしれませんが、豊かになった今の暮らしを考えると、戦後の 復興時代のことは(自分も)想像できませんが、少なくとも自分が小さ かった頃(経済成長時代)は、今みたいにみんなが裕福でゆとりのある 暮らしをしていたとは思えません。とにかく自分の家庭の暮らしを良く するために、おとーさんだけでなくみんなが耐えて我慢して少しでも 多くのお金を稼ぐために、倹約をしながら暮らしていたと思います。
そんな時代を知らない若い世代にも言いたいんですが、今の日本は正直 言って贅沢病にかかっています。だからその生活が脅かされることには 反対したいでしょう。でも、そんなことだから腐敗した永田町ができ あがってしまったんでしょうし、地域の議員が生まれてしまったと思う。 結局我々がわがまましているために、自分の首を絞めてしまっているん です。自分がいい思いをするため、いい暮らしをしたいためにダメな 議員を生んでしまっているんです。この現実をしっかりと考えておきま しょう。自分に強くなりましょう。国がどうしようもなくなっては個人の 生活も守ってくれませんからね。
はい。今日は雨のち曇り。(東京地方)
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