上司がアゴで呼んでいる。こんにゃろう、と思いながらも、呼ばれる ままに職場近くの打ち合わせテーブルへ。
雰囲気が怪しいから、聞き耳立てて聞いてみると、小声でひとこと。 「今年度で3年間の累積赤字を無くしてしまう方策を考えろ。」
手っ取り早くいうと、店じまいをするからきれいにしておこう、と いった具合ですか。詳しく言うと、もっと社内のギトギトとした 綱引きや目論見があるようですが、日記では書くことじゃないので 割愛させていただきます。
なぜ小声かというと、職場の雰囲気や士気が悪くなってしまうのを 恐れているからです。この手のプランニングは、少数で行うことが 基本です。方針をきちんと決めて、数字を並べて実行できる項目、 諦めるべき項目、他部門へ依頼する項目なんかを列挙して、その 合計が目標に達するかどうか、達しない場合はその他に何ができるか 思いつくことを出してみる。政策的なこともありますから、上司の 思惑を出してもらう。それを踏まえて再集計する。その繰り返し。
現実は、かなり難しいです。 でも、無理だからやれないでは済まない雰囲気です。
この週末に具体案を作り、週明けには打ち合わせをやる予定です。 その内容を詰めた上で本社企画とやりあうようです。つまり具体案を われわれで作成し、会社としてどないすんねんと結論を詰め寄る 手はずです。こうでもしないと、本社サイドは動きませんからね。
とにかく、この1,2週間のうちに今後のわれわれの行く末が決まる、 というか、決めさせるようになります。担当としては気がかりですが。
事業の行く末を左右するプロジェクトに携わることが出来るのは、 ある意味サラリーマンとして幸せなのかもしれません。一般的に末端は 言われたことに従うだけですからね。それに比べたら・・・。
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
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