「而今」って言葉知ってますか?
じきん?じこん?・・・・・・?(笑) これ「にこん」って読みます。
大学のときに合気道の先生から教わった言葉です。 仏教用語らしいのですが、難しいことありません。
以前まきまきにはこの言葉を言ったことありますが、 「(過去や先のことにとらわれず)今をしっかり生きる。」 学生の頃にはピンときませんでしたが、今となっては身に染みる言葉です。
後先考えず今ある自分の状況だけに没頭して、周囲の流れに逆らったとしても 自分というものをしっかり持って、進むべき方向へ向かって突き進む。 ある意味で猪突猛進、悪く言えば独り善がり。それが学生時代の過ごし方。 チームワークとか、協調性とか、そのうち覚えていくもんだと思います。
でも、社会人(特にサラリーマン)になると周囲の決まりごとに縛られて、 やりたいことも出来なくなる、そんな葛藤に悩むこともあります。 じゃあ、サラリーマン辞めればいいじゃないかという極論もありますが、 そうじゃないんです。会社勤めでもやりがいのあることいっぱいあります。 でも、「今」やれないことが多いんです。「今」じゃなきゃやれないことが。
こういうと怒られるかもしれませんが、学卒採用者は、若いうちにいろいろと 試されているんです。上のほうから。こいつはゆくゆく会社のために貢献 できる人間かどうか。使える人間かどうか。やれる人間かどうか。等々。 配置換えの多いのはそういうことらしいです。(全てではありませんが) それを拒否するのは上からすると×なんです。ダメだ、こいつはって。
会社の建前として希望するところへ配属する制度がありますが、これもまた 行った先がどうなのかは行ってみてからでないと分かりません。就職先を 探している時と行ってからではイメージが大きく変わってしまうことが ありますが、それと同じです。入ってからでないとその会社は分かりません。 自分に合っているかどうかという意味では特にそう。
でも、自分で選んだ職場であり、会社なのです。ドロップアウトするのは 勝手ですが、どこへ行っても結果は同じでしょう。ですから、自分を試す 意味で、どこへ行ったとしても自分のやれることを精一杯やってみる。 やりたいことじゃないところへ配属されても、そこで落ち込まず、自分に 課せられたことを早く発見し、できないことは少しずつでも勉強して、せめて 人と同じレベルの仕事が出来るようになる。そんな前向きさが必要かな、と。
先日、個人面談がありましたが、上司からの言葉は、「おまえはとにかく 一生懸命やれ。」ということだけでした。あれをやれ、これをやれ、という ことでなく、一生懸命やる姿を見せろということでした。内容じゃなく。 職場ではいちいち仕事のことにうるさい上司ですが、自分に求められていた ことはそういうことだったのか、と目からウロコでした。
仕事をきっちりこなすことではなくて、一生懸命やる姿が自分には足りなかっ たのかと思うと、自分は会社のぬるま湯にどっぷり浸かって平平凡凡と過ご していたことを反省せずにはいられませんでした。それを分からせてくれたと 感謝しております。(上司には言いませんけど。(笑))
いやぁ〜、今の上司はアグレッシブは人ですから、これからも何を言われる のか分かりません。怒ると怖いし。あはは。悩むまでもありません。 これからは一生懸命な姿を見せていきますよ。はい。
|