しむちゃんのつれづれ日記
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2001年06月10日(日) 而今

「而今」って言葉知ってますか?

じきん?じこん?・・・・・・?(笑)
これ「にこん」って読みます。

大学のときに合気道の先生から教わった言葉です。
仏教用語らしいのですが、難しいことありません。

以前まきまきにはこの言葉を言ったことありますが、
「(過去や先のことにとらわれず)今をしっかり生きる。」
学生の頃にはピンときませんでしたが、今となっては身に染みる言葉です。

後先考えず今ある自分の状況だけに没頭して、周囲の流れに逆らったとしても
自分というものをしっかり持って、進むべき方向へ向かって突き進む。
ある意味で猪突猛進、悪く言えば独り善がり。それが学生時代の過ごし方。
チームワークとか、協調性とか、そのうち覚えていくもんだと思います。

でも、社会人(特にサラリーマン)になると周囲の決まりごとに縛られて、
やりたいことも出来なくなる、そんな葛藤に悩むこともあります。
じゃあ、サラリーマン辞めればいいじゃないかという極論もありますが、
そうじゃないんです。会社勤めでもやりがいのあることいっぱいあります。
でも、「今」やれないことが多いんです。「今」じゃなきゃやれないことが。

こういうと怒られるかもしれませんが、学卒採用者は、若いうちにいろいろと
試されているんです。上のほうから。こいつはゆくゆく会社のために貢献
できる人間かどうか。使える人間かどうか。やれる人間かどうか。等々。
配置換えの多いのはそういうことらしいです。(全てではありませんが)
それを拒否するのは上からすると×なんです。ダメだ、こいつはって。

会社の建前として希望するところへ配属する制度がありますが、これもまた
行った先がどうなのかは行ってみてからでないと分かりません。就職先を
探している時と行ってからではイメージが大きく変わってしまうことが
ありますが、それと同じです。入ってからでないとその会社は分かりません。
自分に合っているかどうかという意味では特にそう。

でも、自分で選んだ職場であり、会社なのです。ドロップアウトするのは
勝手ですが、どこへ行っても結果は同じでしょう。ですから、自分を試す
意味で、どこへ行ったとしても自分のやれることを精一杯やってみる。
やりたいことじゃないところへ配属されても、そこで落ち込まず、自分に
課せられたことを早く発見し、できないことは少しずつでも勉強して、せめて
人と同じレベルの仕事が出来るようになる。そんな前向きさが必要かな、と。

先日、個人面談がありましたが、上司からの言葉は、「おまえはとにかく
一生懸命やれ。」ということだけでした。あれをやれ、これをやれ、という
ことでなく、一生懸命やる姿を見せろということでした。内容じゃなく。
職場ではいちいち仕事のことにうるさい上司ですが、自分に求められていた
ことはそういうことだったのか、と目からウロコでした。

仕事をきっちりこなすことではなくて、一生懸命やる姿が自分には足りなかっ
たのかと思うと、自分は会社のぬるま湯にどっぷり浸かって平平凡凡と過ご
していたことを反省せずにはいられませんでした。それを分からせてくれたと
感謝しております。(上司には言いませんけど。(笑))

いやぁ〜、今の上司はアグレッシブは人ですから、これからも何を言われる
のか分かりません。怒ると怖いし。あはは。悩むまでもありません。
これからは一生懸命な姿を見せていきますよ。はい。


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