2010年04月15日(木) |
チベット族自治区でまた大地震 |
中国でM7.1の地震 400人死亡、1万人負傷 2010年4月14日 朝日新聞 中国地震:少数民族の悲劇再び 救助難航 2010年4月14日 毎日新聞
2008年5月の四川大地震に続いて、チベット族自治州玉樹県で14日午前7時49分(日本時間同8時49分)、地震があった。新華社通信によると「地震の規模を示すマグニチュード(M)は7.1で、震源の深さは推定約33キロ。地元当局者によると、14日夜の時点で少なくとも400人が死亡、1万人が負傷したという。
チベット族も不便な山間部で日干しれんがの家屋に住んでいるのだから大きな地震が来たらひとたまりもない。 震源地に近い県中心部の結古鎮(人口約2万3千人)では約90%の住宅が倒壊、がれきの下に多数の住民が埋まっているという。多くの学校の校舎も倒壊したというから、更に死者数が増えるのではないかと思う。
中国政府は人口衛星・軍事力・海軍力に投下する資金の一定割合を地震対策 に使うべきである。強大な武装警察という権力で国家を安定させるのではなく、少々の地震で地方の町が壊滅しないように資金を投下すべきだと思う。地震多発地帯の住まいはモンゴルのゲルにすべきでないか。ゲルに住んでいれば地震で瓦礫に下になって死亡することは無いのである。
――――――――――――――――――――――――――――――――――― 中国でM7.1の地震 400人死亡、1万人負傷 2010年4月14日20時22分 朝日新聞
られた=AP
【北京=峯村健司、成都=小林哲】中国青海省玉樹チベット族自治州玉樹県で14日午前7時49分(日本時間同8時49分)、地震があった。新華社通信によると、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7.1で、震源の深さは推定約33キロ。地元当局者によると、14日夜の時点で少なくとも400人が死亡、1万人が負傷した。 震源地に近い県中心部の結古鎮(人口約2万3千人)では約90%の住宅が倒壊、がれきの下に多数の住民が埋まっているという。多くの学校の校舎も倒壊し、地元政府当局者は朝日新聞の電話取材に対し「道路や水道、電気などのインフラが壊滅的な被害を受けて救援活動が遅れており、犠牲者は相当数に上る」と語った。地震後、少なくとも18回の余震が発生した。 平野博文官房長官は14日の記者会見で「邦人が被害に遭ったという情報には接していない」と述べた。 青海省政府は災害対策指揮本部を設置し、生き埋めになった住民の救出作業を進めているが、大型重機などの機材が不足し、作業は難航している。 中国政府は、軍や医療隊のほか、地震救援隊5千人以上を現場に派遣したが、到着は同日夜以降になる見込みだ。 新華社通信によると、同県と隣接する四川省カンゼ・チベット族自治州の石渠県でも5人が死亡、1人がけがをした。 震源地は標高4400メートルの青蔵高原地帯の東部にある。玉樹県は人口約9万人で93%がチベット族。中国での大規模地震は2008年5月の四川大地震以来。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
中国地震:少数民族の悲劇再び 救助難航 毎日新聞 2010年4月14日 21時17分
【北京・米村耕一】中国青海省玉樹チベット族自治州で14日発生したマグニチュード(M)7.1の大地震。被災地はチベット族が人口の97%を占める牧畜と農業の貧困地域だ。標高約4000メートルの被災地では、救助作業も難航している。9万人近い死者・行方不明者を出した中国・四川大地震(08年5月)から2年足らず。中国西部の少数民族地域を悲劇が再び襲った。 中国中央テレビの現場リポートによると、被害が大きい同州玉樹県結古鎮の住宅は跡形もなく倒壊し、がれきの山から煙が上がっていた。がれきの周囲に生存者の姿が確認できない地域もあり、同テレビは「住民の大半ががれきの下に埋まっているようだ」と伝えた。 被災地は空気の薄い高山地帯。リポーターは「気分が悪くなってきた」と、高山病の症状を訴えた。被災地は昼間でも氷点下2、3度で、夜間はさらに下がりそうだ。映像には、がれきの山から衣類を探す生存者の姿が目立った。 中国政府は救援活動の遅れがチベット族の反政府感情を刺激することを警戒している模様だ。同じ少数民族である回族の回良玉副首相が被災地に急行し、救助活動の指揮を執っている。 四川大地震でも、チベット系の少数民族チャン族が約3万人死亡するなど震災時の「民族格差」が注目された。青海省のチベット族も不便な山間部で日干しれんがの家屋に住むなど共通点が多い。 中国当局によると、地震発生直後に同省に駐屯する武装警察や軍兵士ら約700人が現地入りし、救助活動を開始したという。08年3月のチベット自治区ラサでの暴動以降、チベット族居住区に増員された部隊とみられる。 毎日新聞 2010年4月14日 21時17分 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
|