『日々の映像』

2009年10月19日(月) 大卒内定10年春28%減 減少率最大というが


報道

1、車・部品は半減、「氷河期」に迫る厳しさ 10年春採用内定調査
                     2009年10月18日  日経
2、大卒内定10年春28%減 減少率最大、電機・金融絞る 日経調査
                     2009年10月18日  日経

10年春大卒内定者は28%減で減少率は過去最大であるという。昨秋以降の不況や円高で業績悪化が目立つ製造業の内定者数が今春実績に比べ36.3%減少した。自動車・部品が56.4%減、電機が40.4%減と大手が一斉に大幅削減に動いている。日本のメーカは皆で一つの方向に走り出すのでこのような現象となる。

 しかし、総合的なデータを見ると驚くほどの落ち込みではない。
10月1日時点で採用内定取得者77.0%(昨年調査時は88.9%)だったという。
そもそも昨年の88.9%が高すぎる感じである。この不況でも大卒の77%が就職の内定があるのだからよしとしなければならない。

 以前何回も書いたが、大卒で就職しても3年以内で3割前後の人たちが会社になじむことが出来ずに退社するのである。NPO法人生涯青春の会の副理事長が運営するNPO法人で企業を退社した30歳前後の人たちの再教育を行政の依頼で行っているが、一度つまずくと再起が難しいのである。

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1、車・部品は半減、「氷河期」に迫る厳しさ 10年春採用内定調査
                     2009年10月18日  日経
 日本経済新聞社がまとめた2010年度採用状況調査では、昨秋以降の不況や円高で業績悪化が目立つ製造業の内定者数が今春実績に比べ36.3%減少した。自動車・部品が56.4%減、電機が40.4%減と大手が一斉に大幅削減に動いた。企業の採用抑制を受け、10月になっても内定が出ない来春卒業予定の学生も例年になく多い。
 就職情報のディスコ(東京・文京)が全国の大学4年生登録モニター約2000人を対象に10月1日時点で採用内定取得の有無を聞いたところ、内定を得ている人の比率は77.0%(昨年調査時は88.9%)だった。学生にとってはかつての「氷河期」に迫る厳しい状況になっている。 (17:43
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2、大卒内定10年春28%減 減少率最大、電機・金融絞る 日経調査
                     2009年10月18日  日経
 日本経済新聞社が17日まとめた2010年度採用状況調査によると、主要企業の大卒の採用内定者数(10年春入社予定)は今春入社した人数に比べ28.6%減の約7万4000人となった。2年連続のマイナスで、減少率は1995年度の調査開始以来最大だった。景気後退を受け、製造業や金融機関が軒並み採用を減らす。11年春の採用計画については8割の企業が「未定だが10年春と同水準」と回答しており、厳しい雇用情勢が続きそうだ。
 調査は主要1001社を対象に10月1日時点の内定者数を聞き、910社から回答を得た。(


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石田ふたみ