『日々の映像』

2009年09月07日(月) 8月の米失業率9.7%、日本も同じ道を歩く


1、8月の米失業率9.7%、83年6月以来の水準に悪化
                   2009年9月4日 日経
2 、7月の米失業率9.4%に改善 雇用減、24万7000人に縮小
テーマ:34、米国発金融危機関連情報 から引用
                     2009年8月8日 日経

 米国に失業率が7月の9.4%から9.7%に上昇した。報道は「企業の生産活動などは最悪期を脱したものの、依然として企業が雇用を増やすのに慎重な姿勢を続けている」としているが、問題はもっと深刻であると思う。詳しくは割愛するが、米国の庶民が消費する物資の大半は輸入になっていることである。すなわち、米国民が働く場所の減少が続いているのである。

 庶民の感覚で記述したい。日本の社会で100円ショップが盛況である。この店頭に並んでいる商品の何パーセントが国産であろう。小学校3年の孫が自転車のチエンを切ったり、パンクをさせることがしばしばである。自転車の修理が私の役なのである。今回、どんな自転車のトラブルにも対応できるだけの工具を用意した。この工具類の価額が安いのである。買った総てが輸入品なのだ。

 日本も米国と同じく消費する物資の大半を輸入する方向に動いているのだ。この構造変化を冷静に捉える必要がある。ともかく、いったん失業すると再就職が実の困難な社会となりつつあるのだ。

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2、 8月の米失業率9.7%、83年6月以来の水準に悪化
                  2009年9月4日 日経
 【ワシントン=御調昌邦】米労働省が4日発表した8月の雇用統計(季節調整済み)によると、失業率(軍人を除く)は9.7%となり、前月より0.3ポイント上昇した。市場予測平均(9.5%)を超え、1983年6月以来、最悪の水準となった。非農業部門の雇用者数は前月から21万6000人減り、7月(27万6000人、改定値)から減少幅が縮小した。失業者増加の勢いは弱まってきたものの、雇用情勢の厳しさが改めて確認された。
 失業率は7月に前月から0.1ポイント改善していたが、8月は再び上昇し、10%の大台が迫ってきた。企業の生産活動などは最悪期を脱したものの、依然として企業が雇用を増やすのに慎重な姿勢を続けている。
 雇用者数の減少は20カ月連続で戦後最長を更新し、この間に約690万人の雇用を失ったという。ただ8月の減少規模は市場予測の平均(23万人)に届かず、悪化ペースは徐々に緩やかになってきている。 (22:51)

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7月の米失業率9.4%に改善 雇用減、24万7000人に縮小
テーマ:34、米国発金融危機関連情報 から引用
                     2009年8月8日 日経

 【ワシントン=大隅隆】米労働省が7日発表した7月の雇用統計(季節調整済み)によると、失業率(軍人を除く)は前月より0.1ポイント改善し9.4%だった。非農業部門の雇用者数は前月から24万7000人減ったが、減少規模は6月の44万3000人(改定値)より縮小した。 失業率、雇用者数減ともに市場予測の平均(9.6%、32万5000人)を下回った。

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石田ふたみ