『日々の映像』

2009年06月17日(水) 鳩山氏更迭「適切でない」56% 世論調査、内閣支持率25%に低下

報 道

1、与野党、選挙準備へ動き急 内閣支持率急落で早期解散にらむ
                    2009年6月17日  日経
2、「いささか残念」 官房長官、鳩山前総務相に不快感
                       2009年6月16日 日経
3、「選挙の顔」で首相劣勢 世論調査、鳩山代表と差開く
                        2009年6月16日 日経
4、鳩山氏更迭「適切でない」56% 世論調査、内閣支持率25%に低下
                      2009年6月15日 日経
日本経済新聞社の世論調査で、内閣支持率は25%に低下し、麻生太郎首相への逆風はさらに強まっている。今回の更迭劇のポイントは、鳩山邦夫前総務相に麻生太郎首が、「日本郵政の西川善文社長の後任の適任者リスト」入りの手紙を渡していたことだろう。首を切れといった麻生太郎首が、首を切る動きをした鳩山邦夫前総務相の首を切る・・・これほどお粗末な更迭劇はない。

世論調査の内閣支持率が急落するのは当然だろう。自民党にとってもっとも深刻なのは、麻生首相と民主の鳩山由紀夫代表のどちらが次の衆院選後の首相にふさわしいかの質問に対して。鳩山代表の26%に対して、麻生首相は10%となっていることだ。全体としては、政権交代への流れが加速するのか。

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1、与野党、選挙準備へ動き急 内閣支持率急落で早期解散にらむ
                    2009年6月17日  日経
 与野党内で16日、衆院解散・総選挙に備える動きが慌ただしくなった。報道各社の世論調査で内閣支持率が一段と低下。麻生太郎首相が与党内の「麻生降ろし」の動きを警戒し、7月12日投開票の東京都議選前に解散するのではないかとの観測が強まったためだ。民主党が「臨戦態勢」を前面に出すなかで、自民党内には「早期解散は自滅行為」との慎重論も残る。
 民主党の鳩山由紀夫代表は16日の記者会見で「麻生首相が自らの手で解散したいなら、あと2週間の中でありうべしと認識している」との見通しを示した。小沢一郎代表代行も名古屋市での記者会見で「今月下旬か来月初めの解散の可能性は五分五分か四分六分かは分からないが、首相の頭の中にはあるのではないか」と語った。 (07:00)
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2、「いささか残念」 官房長官、鳩山前総務相に不快感
                       2009年6月16日 日経
 「政治家同士の話だからそれぞれの判断だろうが、いささか残念な気持ちがする」。河村建夫官房長官は16日の閣議後の記者会見で、鳩山邦夫前総務相が麻生太郎首相から、日本郵政の西川善文社長の後任の適任者リスト入りの手紙を受け取っていたと明かしたことに不快感を示した。
 石破茂農相も「閣僚を辞めた後に『あのときはああだった』と言うことには違和感を感じる」と批判した。 (11:49)

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3、「選挙の顔」で首相劣勢 世論調査、鳩山代表と差開く
                        2009年6月16日 日経
 日本経済新聞社の世論調査で、内閣支持率は25%に低下し、麻生太郎首相への逆風はさらに強まった。鳩山邦夫前総務相の事実上の更迭に発展した日本郵政社長人事を巡る混乱などが影響したとみられる。自民党は次期衆院選の「前哨戦」とされたさいたま市長選や千葉市長選で連敗し、今後の重要な地方選でも厳しい戦いが続きそうだ。
 麻生首相と民主の鳩山由紀夫代表のどちらが次の衆院選後の首相にふさわしいか――。鳩山代表を挙げた回答は前回より3ポイント低い26%となったものの、麻生首相は6ポイント低下して10%となり、差は開いた。小沢氏の政治資金問題という「敵失」で一息ついた首相に再び、厳しい視線が向けられている。(07:00)
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4、鳩山氏更迭「適切でない」56% 世論調査、内閣支持率25%に低下
                      2009年6月15日
 日本経済新聞社とテレビ東京が13、14両日に共同で実施した緊急世論調査で、麻生内閣の支持率は5月の前回調査を5ポイント下回る25%となった。不支持率は65%で3ポイント上昇した。日本郵政の西川善文社長の再任問題を巡って麻生太郎首相が鳩山邦夫前総務相を更迭した判断に関しては「適切ではなかった」が56%となり、「適切だった」の24%を大きく上回った。

 内閣支持率は3月以来、3カ月ぶりに30%を割り込み、再び政権維持の「危険水域」に入った。内閣を支持しない理由(複数回答)は「指導力がない」が18ポイント上昇し、62%で最も多かった。鳩山前総務相を巡る混乱などが影響したとみられる。次いで「政策が悪い」が46%、「安定感がない」が45%だった。支持する理由(同)は「自民党の内閣だから」が49%でトップ、「国際感覚がある」が22%だった。

 「かんぽの宿」問題への対応などを巡り、日本郵政社長の退任を求めた鳩山前総務相の主張については「適切だった」が59%で「適切ではなかった」の21%を大きく上回った。

「内閣支持率・日経世論調査」記事一覧
(6/15)鳩山氏更迭「適切でない」56% 世論調査、内閣支持率25%に低下
(6/15)次期衆院選で重視する政策、1位は「年金・医療」 世論調査
(4/26)内閣支持率32%、7ポイント上昇 日経世論調査

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石田ふたみ