『日々の映像』

2009年06月16日(火) 定額給付金の使い道、46%が生活費補てん


1、定額給付金の使い道、46%が生活費補てん 日経調査
  2009年6月16日  日経
2、貧困層の拡大・・・やっと始まった賃上げ  
テーマ:81、日本の貧困層 から

資料2の通り預金を持っていない家庭が平成17年時点で23.8%に達している。
1、昭和52〜昭和61年   4.6〜6.4%
2、平成2年            7.3%  
3、平成11年           10.8%
4、平成15年           16.3%
5、平成17年            23.8%     

上記のデータは首相官邸の多重債務問題対策本部から引用である。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/saimu/index.html
その後上記のURLを開いたが、平成21年の預金を持っていない家庭のパーセントは出ていない。恐らく25%を軽く超えていると思う。

 消費者の約半数が定額給付金の一部または全部をすでに使い、うち46%は日々の生活費の補てんにしたという。よって、景気対策には効果が薄かったという批判がある。これは上記の通り預金なしの世帯が 25%を越えている日本社会であれば定額給付金を生活費に使うのは当然のことである。

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定額給付金の使い道、46%が生活費補てん 日経調査
 2009年6月16日  日経
 消費者の約半数が定額給付金の一部または全部をすでに使い、うち46%は日々の生活費補てんに――。5月末までに大半の自治体が支給を開始した定額給付金について日本経済新聞社がインターネット調査したところ、厳しい家計事情が浮き彫りになった。具体的な使い道としては食費が3分の1を占めており、ファッションやレジャーを含めた消費全体への波及効果は限られるようだ。
 調査はこのほどNTTレゾナント(gooリサーチ)に依頼して実施。全国の20代以上の消費者1000人の回答を集計した。総額2兆円の給付金は、市区町村を通じて申請のあった家庭に、銀行振込などで配布される。給付額は標準的な世帯(夫婦と18歳以下の子供2人)で6万4000円。 (09:01)

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2、貧困層の拡大・・・やっと始まった賃上げ  
テーマ:81、日本の貧困層 から

4、貧困層の拡大・・・やっと始まった賃上げ   2007年12月8日
 この10年間の貧困層の拡大は凄まじい。預金を持っていない家庭の割合をメモすると以下の通りである。
預金を持っていない家庭
1、昭和52〜昭和61年    4.6〜6.4%
2、平成2年            7.3%  
3、平成11年           10.8%
4、平成15年           16.3%
5、平成17年            23.8%           
首相官邸の多重債務問題対策本部から引用
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/saimu/index.html

 賃上げ絶対反対を10年も続けてきた経済連も、上記のデータでは動かざるを得ないのだろう。日本経団連は、2008年春闘で賃上げへ積極的な姿勢を打ち出している。会員企業約1300社に対し12月中旬に示す基本方針で、生産性の向上や団塊の世代の大量退職で余ったお金を、人件費として還元するよう求めるものだ。それにしても、02年から続く景気拡大で、大企業を中心に過去最高の利益を更新する流れが鮮明になって、やっと付加価値増加額の一部を勤労者に回す動きが始まっている。
http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=22831&pg=20071208


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石田ふたみ