『日々の映像』

2009年06月08日(月) 米ウォルマート快走


報道
1、米ウォルマート快走、CEO「景気減速が追い風」
                    2009年6月8日  日経
2、米主要小売業の売上高、5月は4.6%減
                    2009年6月8日  日経
3、ウォルマート、2―4月期純利益横ばい 米消費、見えぬ復調
                    2009年6月8日  日経
 日本ではデパートの売り上げが前年比10%以上の減少になっているがユニクロの売り上げ利益共に健闘している。米国も同じパターンがある。米主要小売業の売上高は報道2の通り5月は4.6%減となっているが、世界最大の小売業、米ウォルマート・ストアーズのみが健闘している。14日発表した2009年2―4月期の純利益は前年同期比で横ばいの30億2200万ドル(約2880億円)。売り上げは0.6%減の934億7100万ドルと健闘している。

米ウォルマート・ストアーズの2009年1月期の売上高は4000億ドル(約39兆円)の大台に乗せている。今期も米国で高水準の出店を維持、2万人超を新規雇用するという。ゼネラル・モーターズ(GM)が破産法を申請するなど消費不振が米企業に深刻な影を落とす中、ウォルマートの快走が際立っている。

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1、米ウォルマート快走、CEO「景気減速が追い風」
                  2009年6月8日  日経
 【ニューヨーク=杉本晶子】世界最大の小売業、米ウォルマート・ストアーズが拡大を続けている。世界的な不況下、強みの安売り戦略が支持を集め、2009年1月期の売上高は4000億ドル(約39兆円)の大台に乗せた。今期も米国で高水準の出店を維持、2万人超を新規雇用する。世界全体でも店舗を拡大する計画だ。ゼネラル・モーターズ(GM)が破産法を申請するなど消費不振が米企業に深刻な影を落とす中、ウォルマートの快走が際立っている。
 「景気減速が追い風となり、当社に対する消費者ニーズは一段と高まっている。我々はグローバルリーダーになる」。米アーカンソー州で5日開いたウォルマートの株主総会。9年ぶりのトップ交代で今年2月に最高経営責任者(CEO)に就いたマイク・デューク氏は力強く語った。
 総会は熱気で満ちていた。プロバスケットボールで活躍した人気選手マイケル・ジョーダン氏が登壇。売り場で重視するチームワークの象徴的存在として出演を依頼したもので、会場に集まった一般株主や従業員ら約1万6000人が沸いた。 (14:06)
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2、米主要小売業の売上高、5月は4.6%減
                   2009年6月8日  日経
 【ニューヨーク=米州総局】米国際ショッピングセンター協会(ICSC)が4日発表した米主要小売業の5月の売上高は新規出店を除いた既存店ベースで前年同月を4.6%下回った。10カ月連続のマイナスで、減少幅は前月の2.7%から拡大。ICSCは6月も3〜4%の幅で落ち込みが続くとみている。
 ICSCの分類で業態別にみると、百貨店が前年同月に比べ9.4%落ち込んだ。その半面、ディスカウント店は3.5%減にとどまり、ドラッグストアは0.9%伸びた。米小売最大手のウォルマート・ストアーズは5月分発表から月次売上高の発表を取りやめたため、今回の売上高の集計の対象外となった。(14:01)
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3、ウォルマート、2―4月期純利益横ばい 米消費、見えぬ復調
                    2009年6月8日  日経
 【ニューヨーク=杉本晶子】世界最大の小売業、米ウォルマート・ストアーズが14日発表した2009年2―4月期の純利益は前年同期比で横ばいの30億2200万ドル(約2880億円)だった。売上高は同0.6%減の934億7100万ドル。ウォルマート以外の小売り各社では赤字や減益も相次いでおり、米国の個人消費は復調の足取りがはっきりしない情勢だ。
 ウォルマートの米国内の既存店ベースの売上高(ガソリン販売含む)は2.9%増。「顧客は価格の手ごろさを重要視する姿勢を強めており、節約を手助けする当社を支持している」(マイク・デューク最高経営責任者=CEO)という。主力の米国事業は安売りで客足の伸ばしたが、利益率は圧縮されたとみられる。(07:02)

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石田ふたみ