『日々の映像』

2009年05月21日(木) 1−3月GDP15.2%減戦後最悪のマイナス幅


1、1―3月の実質 年率換算で戦後最大のマイナス
                     2009年5月20日  日経
2、GDP15.2%減 戦後最悪のマイナス幅 1〜3月期
                    2009年5月20日 朝日
3、1─3月実質GDPは年率‐15.2%、過去最大の減少率
                    2009年 05月 20日 JST
4、工作機械受注、4月も80%減
                 2009年5月20日 金融危機関連情報から
5、3月の普通鋼鋼材受注、43.7%減 過去最大の落ち込み
                 2009年5月19日  金融危機関連情報から

 1−3月GDP15.2%減という戦後最悪のマイナス幅は、金融危機関連情報に「工作機械受注、4月も80%減」「3月の普通鋼鋼材受注、43.7%減 過去最大の落ち込み」などを記述していたので、驚く数字でなかった。上向く時期はまだ見えていない。

 ここのところブログ「NPO法人生涯青春の会」の情報発信が、縁でビジネス情報に触れる機会(交流)が多い。これからのビジネスは「健康」「高齢者」「環境」がキーワードであることをはっきりと感じる。

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1、1―3月の実質 年率換算で戦後最大のマイナス
                     2009年5月20日  日経
 内閣府が20日発表した2009年1―3月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比年率15.2%減となり、戦後最大の減少率を記録した。昨年秋以降の世界的な金融危機の影響による輸出の急減に加え、設備投資や個人消費など内需の急激な落ち込みの影響が広がった。
 実質GDPは2008年10―12月期に前期比年率14.4%減となったのに続く大幅減。2四半期連続で2ケタのマイナス成長となるのも戦後初めて。名目GDPは前期比年率10.9%減だった。 (08:52)
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2、GDP15.2%減 戦後最悪のマイナス幅 1〜3月期
2009年5月20日11時2分  朝日
 内閣府が20日発表した09年1〜3月期の国内総生産(GDP)速報によると、物価変動の影響を除く実質GDP(季節調整済み)が前期比4.0%減、年率換算では15.2%減と戦後最悪の落ち込みだった。08年度も前年度比3.5%減と01年度以来7年ぶりのマイナスで、戦後最大の減少幅を記録した。世界的な不況が日本経済を支える輸出産業を直撃し、所得・雇用環境の悪化で消費も低迷。歴史的なマイナス成長となった。
 08年10〜12月期の実質GDPが2.3ポイント下方修正され、年率14.4%減と改定されたため、2四半期連続で第1次石油危機後の74年1〜3月期(年率13.1%減)を上回る戦後最大のマイナス成長が続いたことになる。
 09年1〜3月期の実質GDPは4四半期連続マイナスで、戦後最長の連続記録になった。輸出が前期比26.0%減と2期連続の減少で、マイナス幅は前期(14.7%)の2倍近くで戦後最大。
 輸出急減とともに鮮明なのは、内需の急減速だ。企業の設備投資は10.4%減と4期連続のマイナスで、マイナス幅は戦後最大。輸出減で企業の生産縮小が加速し、設備投資の削減が止まらない。
 企業のリストラで雇用・所得環境も悪化し、GDPの5割超を占める個人消費は1.1%減と2期連続の下落。自動車など高額品の販売落ち込みだけでなく外食、宿泊関連の低迷も響いた。マイナス幅は最近では消費税増税後の97年4〜6月期(3.6%)に次ぐ大きさ。住宅投資は5.4%減と3期ぶりに下落した。
 消費低迷の影響で内需は実質GDPを2.6%分押し下げ、輸出減速による外需の押し下げ分の1.4%を上回った。
 08年度の1年を通した実質GDPのマイナス幅(3.5%)は、金融危機時の98年度(1.5%)を超えた。02〜07年の戦後最長の景気回復から一転、歴史的な不況に陥った。
 物価変動を反映し、一般の景気実感により近い名目GDP(季節調整済み)は前期比2.9%減、年率換算で10.9%減で、08年4〜6月期(年率8.2%)を下回り戦後最悪。四半期ベースでは初の4四半期連続のマイナスとなった。
 記録ずくめのマイナス成長が続いたが、足元の4〜6月期は企業の生産調整が一段落し、政府の景気対策効果などで消費者心理が改善するなど、景気の底は見えつつある。ただ、これまでの悪化幅が大きかっただけに、回復への道のりは容易ではない状況だ。(橋本幸雄)


3、1─3月実質GDPは年率‐15.2%、過去最大の減少率
2009年 05月 20日 10:41 JST
 [東京 20日 ロイター] 内閣府が20日発表した1―3月期国民所得統計1次速報によると、実質国内総生産(GDP)は前期比マイナス4.0%、年率換算マイナス15.2%となった。
 下落率としては第1次オイルショックの影響が及んだ1974年1─3月期(前期比マイナス3.4%、年率マイナス13.1%)を上回り、公表値が存在する1955年以降で最大となった。
 <内外需とも大幅減、雇用・所得環境の悪化が消費に波及>
 マイナス成長は4四半期連続で過去最長となる。ロイターの事前調査では、1―3月期の実質GDPの予測中央値は前期比マイナス4.2%、年率マイナス15.7%だった。
 1─3月期の名目成長率は前期比マイナス2.9%、年率マイナス10.7%と実質成長率を上回った。名実逆転の解消は2四半期連続となる。
 GDPが大幅にマイナスになった主因は、世界的な景気の減速による輸出の減少だ。財貨・サービスの輸出は前期比マイナス26.0%となり、過去最大を減少率を更新した。輸出を押し下げた品目は、自動車、電機通信機器、特殊産業機械など、輸出先としては、対米、対アジア、対EU向けで揃って大きく減少したが、特に対米、対EUで減少が更に加速したという。外需のGDP押し下げ寄与度(マイナス1.4%)は過去2番目の大きさとなった。
 内需の押し下げ寄与度もマイナス2.6%となり、1974年1─3月期(マイナス3.8%)に次ぐ過去2番目の低さとなった。引き続き設備投資の落ち込みが厳しく、前期比マイナス10.4%と過去最大の下落率を記録した。
 GDPの最大項目である消費も前期比マイナス1.1%と直近では消費税引き上げに伴い消費が落ち込んだ1997年4─6月期(同マイナス3.6%)以来の減少率を記録し、過去5番目の落ち込みとなった。消費を押し下げた項目は、自動車や外食、パソコン、旅行関係、航空旅客輸送など。内閣府幹部は「所得環境が悪く、影響が出ている」との認識を示した。
 GDPデフレーターは前年同期比プラス1.1%と、前四半期からプラス幅が拡大した。控除項目である輸入デフレーターが輸入価格の下落に伴って前年同期比マイナスと23.2%とマイナス幅が拡大したことが主因。ただ、国内需要デフレーターは前年同期比マイナス0.9%と6四半期ぶりにマイナスに転じた。
 <08年度は過去最大のマイナス成長>
 同時に発表された08年度実質GDPは前年度比マイナス3.5%となった。2007年度のプラス1.8%から一転マイナス成長に落ち込んだ。マイナス成長は2001年以来。また、名目成長率は前年度比マイナス3.7%となり、02年以来のマイナス成長。実質・名目ともに過去最大の減少率となった。
 GDPデフレーターは前年度比マイナス0.3%、国内需要デフレーターは同プラス0.5%だった。
 09年度が各四半期ともゼロ成長だった場合の09年度の成長率は、マイナス4.9%でこれは過去最大の減少率となる。政府経済見通しの2009年度実質成長率(マイナス3.3%程度)の達成には、今後各四半期プラス0.7%程度の成長が必要となる。
 エコノミストの間では「4─6月期はプラス転換の可能性が現状高いが、牽引役見当たらず。重要なのは中長期的視点。危機終息の有無にかかわらず日本経済の先行きは厳しい。内需『地盤沈下』とデフレが継続、輸出依存で不安定」(みずほ証券・チーフマーケットエコノミストの上野泰也氏)として、先行きに警戒感が強い。 
 ただ、GDP発表後の市場の反応は限定的。「為替がやや円高になっているが大きな動きではない。厳しい数字になるというのは株価には織り込まれており、ニュートラルな影響となりそうだ」(大和証券SMBC・グローバル・プロダクト企画部情報課次長の西村由美氏)との見方が出ていた。
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2009年05月20日(水) 工作機械受注、4月も80%減
                               
報道

工作機械受注、4月確報値も80%減 「キャンセルの嵐」は止まる。
                           2009年5月19日  日経

 日本の産業の基礎を支えているのが工作機械メーカーである。金融危機の影響で前年実績80%減が続いている。 日本工作機械工業会が19日まとめた4月の工作機械受注額(確報値)は、前年同月比80.4%減の251億8400万円だったという。8割を超える減少は4カ月連続なのである。これだけの受注減の嵐を受けて、工作メーカーの〇〇〇〇が倒産したという話は聞いたことがない。世界最優秀の工作機械を作るメーカーに敬意を表したい。
                                                             金融危機関連情報から   
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2009年05月19日(火) 3月の普通鋼鋼材受注、43.7%減 過去最大の落ち込み
日本鉄鋼連盟が18日発表した3月の普通鋼鋼材受注量は、前年同月比43.7%減の390万7000トンだったという。前年を下回ったのは8カ月連続で、落ち込み幅は過去最大を更新している。主な用途の減少は以下である。

自動車の需要  63.5%減
建設用     34.4%減
製造業向け   47.8%減
販売業者向け  51.1%減
海外向け    39.2%減

上記の通り生産活動は過去最悪の状態が続いている。
                          
                    米国発金融危機関連情報から

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石田ふたみ