『日々の映像』

2009年05月07日(木) 新型インフル:高齢者は免疫を持っている?

1、新型インフル感染者、2000人突破 WHO、ワクチン製造体制協議
                     2009年5月7日  日経
2、新型インフル、米感染者が642人に急増 1日で1.5倍以上に
                      2009年5月7日  日経
3、新型ウイルス、数か月前にメキシコで誕生?…WHO委員が見解
                   2009年5月7日10時43分 読売新聞
4、新型インフル:60歳以上の感染まれ…WHO委員指摘
                    読売新聞 2009年5月7日 13時15分

 報道2の通り感染者が1日で1.5倍のなるのだから、1週間少々で感染者は1万人を超える可能性が出てきた。これが致死率60%前後の強毒性の鳥インフルエンザであったら世界はどうなっているだろう。

 4の「新型インフル:60歳以上の感染まれ」は注目のニュースである。
「高齢者は、以前に今回の新型インフルエンザウイルスと抗原的に似たウイルスに感染していた可能性がある」として、何らかの免疫を持っている可能性があるという。

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1、新型インフル感染者、2000人突破 WHO、ワクチン製造体制協議
                     2009年5月7日  日経
 【ジュネーブ=藤田剛】新型インフルエンザの感染者は北米や欧州を中心に一段と増加し、日本時間7日午前までに2100人を突破した。発生国メキシコでは一部で沈静化の兆しも出てきたが、世界的には感染が広がっている。世界保健機関(WHO)は6日の記者会見で、感染を予防するワクチンの開発を急ぐため14日に製造体制を協議する専門家会合を開くと発表した。
 WHOは既存の設備をすべて新型インフルエンザ用ワクチンに切り替えれば、年10億―20億人分の生産が可能との試算を明らかにした。ただ、季節性インフルエンザ用のワクチンも一定量は製造を続ける必要があるため、専門家会合では生産能力の配分を専門家会合で話し合う。
 WHOは5日、新型インフルエンザの警戒水準を最高度の「6」(世界的大流行=パンデミック)に上げる是非に関して本格的に論議したが、結論が出なかった。フクダ事務局長補代理は6日、記者団に「まだ欧州で地域レベルの持続的な感染が起こっていると判断できない」と語り、今後さらに分析を重ねる方針を示した。 (10:28)
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2、新型インフル、米感染者が642人に急増 1日で1.5倍以上に
                       2009年5月7日  日経」
 【ワシントン=弟子丸幸子】米疾病対策センター(CDC)は6日、新型インフルエンザの米国内の感染状況について、死者が2人、感染者が前日比で約240人増の642人になったと発表した。米テキサス州が5日に発表した30代の米国居住者の女性の死亡も連邦政府として正式に確認した。新型インフルエンザでメキシコ人以外の死者が出るのは初。
 CDCは1日1回、集計結果を公表している。前日5日の感染者数は403人で、1日で1.5倍以上に増えた。オバマ米大統領の地元のイリノイ州で感染が急増している実態が発覚。イリノイ州の感染者数は前日比で40人増の122人となり、これまで最多だったニューヨーク州を上回った。また、観光地として人気の高いハワイ州で初めて感染者(3人)が出た。 (00:33)

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3、新型ウイルス、数か月前にメキシコで誕生?…WHO委員が見解
2009年5月7日10時43分 読売新聞
 感染が世界に広がっている新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)について、国立感染症研究所の田代真人・インフルエンザウイルス研究センター長は6日、「ウイルスは数か月前にメキシコで誕生し、一気に世界中に広まった可能性が高い」との見解を示した。
 遺伝子の解析から、アジアを中心に被害の出ている高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)のような強毒性を獲得する可能性は低いとの見通しも改めて強調した。
 世界保健機関(WHO)の緊急委員会の委員でもある田代センター長によると、世界各地で採取され、遺伝子が分析された約30株の新型ウイルスを比較したところ、99・5%から100%の遺伝子配列が一致した。インフルエンザウイルスは、遺伝子が変化しやすいことが知られており、まだ変異が少ないことから、このウイルスが最近誕生したことが予想されるという。
 また、新型ウイルスは、人と鳥と豚(2種類)の計4種類のインフルエンザウイルス由来の遺伝子を持っていることが分かった。豚の体内で、ウイルスの遺伝子が混ざった結果、新型のウイルスが出来たと考えられるという。

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4、新型インフル:60歳以上の感染まれ…WHO委員指摘
読売新聞 2009年5月7日 13時15分
 世界保健機関(WHO)の緊急委員会委員を務める国立感染症研究所の田代真人・インフルエンザウイルス研究センター長は6日、記者会見した。高齢者が重症化しやすい季節性インフルエンザと違い、メキシコや米国、カナダなど新型インフルエンザウイルスの感染が確認されているほとんどの国で「患者は10代半ばから50歳くらいまでで、60歳以上はほとんどいない」と指摘した。
 現時点で結論を出すのは早急で、理由はよく分からないとしながらも、「高齢者は、以前に今回の新型インフルエンザウイルスと抗原的に似たウイルスに感染していた可能性がある」として、何らかの免疫を持っている可能性を示唆した。【河内敏康】
読売新聞 2009年5月7日 13時15分

















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石田ふたみ