2009年05月04日(月) |
新型インフル二次感染、世界各地に拡大 |
報 道 1、新型インフル二次感染、欧州で拡大 英やスペイン 2009年5月3日 日経 2、香港のホテルで日本人8人隔離 新型インフル感染者が宿泊 2009年5月3日 12:10 3、新型インフルのワクチン、WHOも開発本格化へ 2009年5月3日 読売新聞
欧州で新型インフルエンザAの二次感染が広がり始めた。2日までに新たに英国の感染者のうち1人にメキシコ渡航歴がないことが判明したほか、ドイツでも新たに二次感染の疑いのある患者が発生。欧州ではすでに英国、スペインで2次感染が確認されている。3次感染が確認された段階でパンデミック(世界的大流行)が宣言されるが時間の問題のようだ。
新型インフルエンザの感染者が確認された香港で、日本人旅行者8人が宿泊先のホテルで隔離されていることが2日分かった。このホテルは感染者のメキシコ人男性が宿泊していた。衛生当局がホテルを封鎖したものだ。ホテルに感染者が発見されると、封鎖されるのだから新型インフルエンザの経済的な被害者となる。
イタリアで2日、メキシコ帰りの初の感染患者が確認された。感染が確認された国・地域は17で、感染者は700人を超えた。現地報道によるとインドにも感染は広がっているもよう。世界保健機関(WHO)幹部は2日、記者会見で「パンデミック(世界的大流行)が迫っている状況は変わらない」と指摘している。
新型インフルのワクチンの開発が本格化している。WHOの分析で、「新型」と同じH1N1型のソ連型ウイルス用ワクチンが「新型」に効く可能性が否定されたという。よって、専用ワクチン開発の必要性が一段と増している。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 1、新型インフル二次感染、欧州で拡大 英やスペイン 2009年5月3日 日経
【ジュネーブ=古谷茂久】欧州で豚インフルエンザから変異した新型インフルエンザの二次感染が広がり始めた。2日までに新たに英国の感染者のうち1人にメキシコ渡航歴がないことが判明したほか、ドイツでも新たに二次感染の疑いのある患者が発生。欧州ではすでに英国、ドイツ、スペインで2次感染が確認されている。 一方、イタリアで2日、メキシコ帰りの初の感染患者が確認された。感染が確認された国・地域は17で、感染者は700人を超えた。現地報道によるとインドにも感染は広がっているもよう。世界保健機関(WHO)幹部は2日、記者会見で「パンデミック(世界的大流行)が迫っている状況は変わらない」と指摘。欧州での人から人への感染については「病院内や家族内など限られた範囲にとどまっている」などと述べた。 (01:30)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 2、香港のホテルで日本人8人隔離 新型インフル感染者が宿泊 2009年5月3日 12:10 【香港=吉田渉】1日に新型インフルエンザの感染者が確認された香港で、日本人旅行者8人が宿泊先のホテルで隔離されていることが2日分かった。このホテルは感染者のメキシコ人男性が宿泊していた。衛生当局がホテルを封鎖、日本人を含む宿泊客と従業員300人の健康状態を調べている。在香港日本総領事館によると、日本人の感染は確認されていない。 香港当局はインフルエンザの警戒度を最上級の「緊急」に引き上げ、感染拡大防止に向けて厳戒態勢を敷いている。封鎖されたホテルは香港島中心部に立地、当局による封鎖は1週間続く見通しだ。 新型インフル、WHOに初動遅れ批判 「報告に対応せず」 (12:10) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 3、新型インフルのワクチン、WHOも開発本格化へ 2009年5月3日 読売新聞 【ジュネーブ=大内佐紀】新型インフルエンザのワクチン開発が5月中旬にも本格化する見通しとなった。世界保健機関(WHO)の当局者が1日、明らかにした。 WHOの分析で、「新型」と同じH1N1型のソ連型ウイルス用ワクチンが「新型」にも効く可能性が否定され、専用ワクチン開発の必要性は一段と増している。 WHOによると、協力研究機関の米疾病対策センター(CDC)が4月下旬、新型インフルエンザウイルス株分離に成功しており、これを使ってワクチン製造に適するウイルスの「種」の作製にあたっている。5月中旬に完成する見込みという。
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