『日々の映像』

2009年05月03日(日) 新型インフルエンザ:世界の患者575人に



1、新型インフル 米国で感染地域が首都圏に拡大
                 2009年5月2日  16:14 日経

2、新型インフル、世界の患者575人に 香港やデンマークで感染確認
                  2009年5月2日  01:32 日経
3、警戒水準「6」に上げるには「3次感染が条件」 田代感染研センター長
                    2009年5月2日 11:46 日経
4、新型インフル、韓・仏で感染確認 16カ国・地域、600人に迫る
                   2009年5月2日 00:20  日経


 報道1の通り新型インフルエンザの世界の患者が575人に広がる。患者の出た国・地域は14に拡大している。ドイツ、英国ではメキシコへの渡航経験のない患者の感染が確認されるなど二次感染が始まっている。

 新型インフルエンザの発生国に渡航した人が現地で感染するのが「1次感染」、帰国した感染者と接触した人が感染するのが「2次感染」。その感染者が第三者に感染させるのを「3次感染」と呼ぶ。

 報道2の通り田代真人・国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センター長は会見で、世界保健機関(WHO)が新型インフルエンザの警戒水準(フェーズ)を最高度の「6」(世界的大流行=パンデミック)に上げるには、「3次感染」が米国とメキシコ以外でも広がることが条件との見方を示している。新型インフルエンザの厄介なことで、3次感染は必死と認識するしかない。

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1、新型インフル 米国で感染地域が首都圏に拡大
                 2009年5月2日  16:14 日経
 【ワシントン=弟子丸幸子】豚インフルエンザから変異した新型インフルエンザを巡り、米国の感染地域が1日、首都圏まで拡大した。感染者を抱える州は前日から8州増え19州に増加。オバマ米大統領は同日、緊急閣議を招集して「長期化に備える必要がある」と各閣僚に指示した。米教育省は同日、公立・私立を合わせて約430校が休校したと発表した。

 米疾病対策センター(CDC)の発表によると1日現在の米国の感染者数は141人。首都ワシントンに隣接するバージニア州、ニューヨーク市近郊のニュージャージー州などで新たに感染が発覚した。首都ワシントンでは感染者が出ていないものの、米政府や世界銀行の職員が感染した疑いが出ている。

 大統領は同日、政権発足から2回目となる閣議を開き、各省庁で明確なガイドラインを作成するよう要請。病欠が無給扱いとなる労働者を支援するなど社会と産業への影響を考慮した政策をまとめるよう指示した。

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2、新型インフル、世界の患者575人に 香港やデンマークで感染確認
                  2009年5月2日  01:32 日経
 【ジュネーブ=古谷茂久】新型インフルエンザは2日未明までに新たに香港とデンマークで感染を確認した患者が見つかった。アジアでの感染確認は初めて。患者数は世界で575人となり4月30日に比べて316人増えた。患者の出た国・地域は14に拡大した。AP通信はデンマークの患者について「海外で感染したもようだ」と伝えた。
 新華社などの報道によると、香港での感染者はメキシコ人の旅行者。4月30日に上海経由で香港入りし、既に隔離措置がとられているという。ドイツ、英国ではメキシコへの渡航経験のない患者の感染が確認されるなど二次感染が広がる恐れも高まっている。 (01:32)

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3、警戒水準「6」に上げるには「3次感染が条件」 田代感染研センター長
                    2009年5月2日 11:46 日経
 田代真人・国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センター長は1日夜(日本時間2日未明)の会見で、世界保健機関(WHO)が新型インフルエンザの警戒水準(フェーズ)を最高度の「6」(世界的大流行=パンデミック)に上げるには、3人にわたって感染が続く「3次感染」が米国とメキシコ以外でも広がることが条件との見方を示した。
 田代氏は警戒水準の変更を協議するWHO緊急委員会の委員を務めている。
 新型インフルエンザの発生国に渡航した人が現地で感染するのが「1次感染」、帰国した感染者と接触した人が感染するのが「2次感染」。その感染者が第三者に感染させるのを「3次感染」と呼ぶ。 (11:46)
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4、新型インフル、韓・仏で感染確認 16カ国・地域、600人に迫る
                   2009年5月2日 00:20  日経
 【ソウル=島谷英明、ジュネーブ=古谷茂久】新型インフルエンザは2日午前までに新たに韓国とフランスで感染を確認した患者が見つかった。アジアでは香港に次いで2番目で、人が激しく行き交う欧州でも感染域が広がりつつある。感染が確認された国・地域は16に拡大、世界の患者数は600人近くにのぼる。
 韓国保健福祉家族省は2日、メキシコから帰国していた51歳の韓国人女性について、感染を確認したと明らかにした。女性はメキシコ南部を旅行して4月26日に帰国。せきや発熱の症状があり、韓国政府は28日に女性を新型インフルエンザ感染の疑いが濃い「推定患者」と診断し、精密な検査を進めていた。女性の病状は回復しているという。
 一方、フランスのバシュロナルカン保健・スポーツ相は1日、メキシコ渡航歴のある2人の患者について、新型インフルエンザの感染が確認されたことを明らかにした。患者は49歳の男性と24歳の女性で、いずれもパリの病院に入院し治療を受けている。容体は安定しているという。 (11:43)
新型インフル、香港とデンマークでも感染確認 世界の患者493人
 【ジュネーブ=古谷茂久】豚インフルエンザから変異した新型インフルエンザは1日までに新たに香港とデンマークで感染を確認した患者が見つかった。東アジアでの感染の確認は初めて。患者数は世界で493人となり、前日に比べて234人増えた。患者の出た国・地域は14に拡大した。
 新華社などの報道によると、香港での感染者はメキシコ人の旅行者。上海経由で香港入りし、4月30日に発熱し検査を受けていた。すでに隔離措置がとられているという。AP通信はデンマークの患者について「海外で感染したもようだ」と伝えた。
 新型インフルの二次感染の恐れも高まっている。ドイツではメキシコへの渡航歴のない女性の感染が確認されたほか、韓国でも感染の疑いの濃厚な「推定患者」の2人が国内で感染した可能性が出ている。 (00:20)

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石田ふたみ