『日々の映像』

2009年04月25日(土) 豚インフルエンザ((H1N1型)


報道
1、豚インフル:国民の間に危機感一気に広がる メキシコ
                       2009年4月25日 毎日    

2、<豚インフル>新たなウイルスに変異の可能性 専門家の見方
                       2009年4月25日毎日新聞
3、【豚インフル情報】メキシコで59人死亡―WHO
                      4月25日20時32分配信 サーチナ
4、豚インフル 帰国者の検査強化 旅行者に注意ビラ配布へ
                     4月25日15時18分配信 産経新聞
5、「人から人に感染」確認 新型豚インフル、米CDC発表
                      2009年4月24日 日経
6、米・メキシコ豚インフル、ウイルス「同一」 米当局が解析
                      2009年4月25日
7、「豚インフル」が米・メキシコで WHO発表、60人死亡の疑い
                      2009年4月24日 日経 

 豚インフルエンザ(H1N1型)の主な報道を収録した。詳しくは把握していないが、新型鳥インフルエンザ(H5N1型)のような恐怖は持つ必要はない印象を受ける。今回のウイルスは、H1N1型で冬に流行するAソ連型と同じ型だ。このため、世界中の人がこの型のウイルスに対して免疫を持つ。この点が人に免疫を持たない型(H5N1型)の鳥インフルエンザとは異なるのだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1、豚インフル:国民の間に危機感一気に広がる メキシコ
                       2009年4月25日 毎日                 
 【メキシコ市・庭田学】豚インフルエンザが人に感染したことを受けメキシコでは24日、行政府が緊急対策を本格的に開始し、国民の間にも危機感が一気に広がった。マスクを着ける人が目立ち、薬局ではマスクの売り切れが続出した。
 政府は23日深夜、「新型ウイルスによるインフルエンザの流行」を緊急発表。メキシコ市とメキシコ州の学校・大学は24日から、豚インフルエンザの終息を見極めるまで無期限で休校。メキシコ市内の劇場や博物館は閉館になり、地元メディアによると、一部薬局では、マスクが1時間で500個売れたという。
【関連記事】
豚インフル:メキシコで60人死亡 800人に感染の疑い
豚インフル:WHO緊急委開催へ 感染の疑い1000人超
豚インフル:「フェーズ4」の場合 政府は対策本部設置
豚インフル:厚労省が情報収集 専門家ら大流行を警戒
新型インフルエンザ:流行前ワクチン、2種2度で効果 接種法、年内に結論−−厚労省
質問なるほドリ:インフルエンザ、どう名付けるの?=回答・関東晋慈
質問なるほドリ:インフルエンザ予防接種は有効?=回答・関東晋慈
【関連写真特集】豚インフルエンザ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

2、<豚インフル>新たなウイルスに変異の可能性 専門家の見方
4月25日12時56分配信 毎日新聞

 メキシコでの豚インフルエンザの感染者拡大で、人から人への感染力を持つ新たなウイルスに変異している可能性が出てきた。新型インフルエンザの脅威が高まる中、ウイルスの特徴や必要な対応を専門家に聞いた。

 今回のウイルスは、H1N1型。現在も冬に流行するAソ連型と同じ型だ。このため、世界中の人がこの型のウイルスに対して免疫を持つ。この点が人が免疫を持たない型(H5N1型)の鳥インフルエンザとは異なる。またH1型のウイルスは、強毒性のH5型に比べ毒性が低い。喜田宏・北海道大教授(ウイルス学)は「Aソ連型によって、ある程度免疫を持つ人は多い。豚インフルエンザだけではなく、他の型のインフルエンザウイルスや細菌などとの同時感染だった可能性もある」と話す。

 一方、死亡率の高さから大槻公一・京都産業大鳥インフルエンザ研究センター長(獣医微生物学)は「従来の豚インフルエンザの範ちゅうを超えており、これまでにないウイルスになっている可能性がある。H5N1型に限らず、別の型でも鳥から豚に感染し新型インフルエンザとなって感染が広がる可能性がある」と話す。田代真人・国立感染症研究所ウイルス第3部長は「人と豚のインフルエンザでは重症度や感染力が異なり、感染拡大の可能性はある」と警戒を求める。【関東晋慈、江口一、永山悦子】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3、【豚インフル情報】メキシコで59人死亡―WHO
4月25日20時32分配信 サーチナ

 厚生労働省は25日、メキシコで人への感染が確認され、米国で疑い例が出た豚インフルエンザの情報を発表した。同省は情報共有連絡室を立ち上げ、世界保健機構(WHO)などから情報を収集。収拾した情報は迅速に公開するとしている。また、帰国者についてはサーモグラフィーで体温を確認。メキシコからの帰国者にインフルエンザ様症状がある場合には、検疫所に申し出るよう呼びかける。

 WHOによると、メキシコにおいて3月18日から4月23日までの間に、59の死亡例を含む854例のインフルエンザ様症状のある患者が発生した。うち18例については、カナダにおいて豚インフルエンザウイルス(H1N1亜型)であることが確認された。12検体については、米国で報告されている豚インフルエンザウイルス(H1N1亜型)と遺伝学的に同一と報告された。

 WHOによると、米国政府は、7人の豚インフルエンザ(H1N1)確定症例と9人の疑い例を報告した。確定症例7人のうち、5人はカリフォルニア在住、2人はテキサス在住。7人のうち1人は短期間の入院を要したが、症状は全員軽く死亡例はない。(編集担当:如月隼人)

【関連記事・情報】
・ 豚インフルエンザ:メキシコで猛威、死者60人 (2009/04/25)
・ シベリア鉄道で中国人女性が急死、同行53人を隔離 (2009/04/16)
・ 手足口病が猛威、患者11万人超で今後も増加か−中国 (2009/04/13)
・ 山東・か沢市で手足口病激増、死者7人・1日発症350人 (2009/04/03)
・ 豚インフルエンザ - サーチナWikipedia記事検索


最終更新:4月25日20時35分


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4、豚インフル 帰国者の検査強化 旅行者に注意ビラ配布へ
4月25日15時18分配信 産経新聞

 メキシコや米国で感染者が出た豚インフルエンザ。厚生労働省は25日、両国からの帰国者に対する検疫所での発熱やせきの有無に関する検査を強化。両国に渡航する旅行者らにインフルエンザへの注意を呼びかけるビラの配布を決め、同日夕には帰国者らを対象にした電話相談窓口(TEL03・3501・9031)も設置する予定。

 現在のところ、ウイルスの特性や感染力などは不明で、厚労省は世界保健機関(WHO)などからの情報収集にあたる情報共有連絡室を設置、都道府県を通じて医療機関への情報提供も行う。検査態勢の強化は、同日朝にメキシコから成田に到着した便から実施。乗客乗員177人には、インフルエンザの症状はみられなかったという。

 今後、WHOが新型インフルエンザと判断すれば、行動計画に基づき対応する。厚労省は「どのくらいの感染力があるものかまだ分かっていない状態。正しい情報に基づいた冷静な対応をお願いしたい」と呼びかけている。

 一方、農林水産省は豚インフルエンザの人への感染が広がったことから、生きた豚が輸入される場合には検査するよう全国の動物検疫所に通知したことを明らかにした。発熱、せきなどの症状が出ていないか調べ、ウイルスの有無を簡易検査する。すべての国・地域からの輸入が対象。

 豚インフルエンザは通常、豚が感染しても死ぬ例は少ないため、家畜伝染病予防法で監視が必要な病気にはなっていない。農水省は「念のため予防的な措置をとった」(動物衛生課)と説明している。

 豚肉の場合は、ウイルスが付着している可能性は極めて小さい。加熱処理によってウイルスが死滅するとして、今回の輸入時検査の対象にはしていない。

 平成20年は米国から品種改良用に164頭が輸入された。メキシコからはなかった。日本に生きた豚が輸入されるケースは例年少ないが、農水省は厚生労働省と連携して情報収集を急ぐ。

【関連記事】
・ 豚インフル感染疑い1000人超 メキシコ
・ 豚インフル、米で7人感染 人から人へ拡大か
・ 上場企業の3割「対策」 新型インフルエンザ
・ 新型インフル 大流行前のワクチン接種に有効性
・ 米ケンタッキー州で鳥インフル チキンは「影響なし」


最終更新:4月25日15時28分

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
5、「人から人に感染」確認 新型豚インフル、米CDC発表
                    2009年4月24日 日経
 【米州総局】米疾病対策センター(CDC)は24日、人から人へ感染する新型の豚インフルエンザウイルスが見つかったと明らかにした。ただ、ウイルスの感染力がどの程度かは不明としている。
 見つかったのはA型インフルエンザウイルス(H1N1)で、CDCは人、鳥、豚のそれぞれが感染するウイルスの遺伝子を含む未知の混合型の可能性があるとして、警戒を強めている。米国内でカリフォルニア州で5件、テキサス州で2件の人への感染が確認されている。感染者は既に回復している。感染者の中で、豚に接触した人はいないという。
 メキシコでも豚インフルエンザの感染が報告されているが、米国との関連は今のところはっきりしていない。CDCは緊急対策センターを立ち上げ、感染源を調べるとともに、他に感染例がないかどうか確認を急いでいる

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
6、米・メキシコ豚インフル、ウイルス「同一」 米当局が解析
                  2009年4月25日
 【ニューヨーク=中前博之】米疾病対策センター(CDC)は24日、人から人へ感染する新型の豚インフルエンザウイルスによる症例が米国内で計8件見つかったと明らかにした。患者はいずれも軽症だったが、初期解析では重症例が多いメキシコの患者から採取されたウイルスと「同一」と判明。国境を越えた感染拡大が確認されたことを受け、米当局はワクチン開発の準備も含め、警戒を強めている。
 メキシコ保健当局は同日夕、豚インフルエンザの疑いがある患者は1000人を超え、死者は68人に達したと公表。日本政府によると世界保健機関(WHO)は感染状況を評価するため、世界の専門家で構成する緊急委員会を日本時間の25日夜に開く。
 CDCによると、見つかった症例はメキシコと国境を接する西部カリフォルニア州で6件、南部テキサス州で2件。感染者で豚に接触した人がいないうえ、親子や学校の同級生など身近な環境にある患者がいることから、当局者は「人から人への感染だと信じている」としている。 (11:56)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
7、「豚インフル」が米・メキシコで WHO発表、60人死亡の疑い
                      2009年4月24日 日経 
 【ロンドン=岐部秀光】世界保健機関(WHO)報道官は24日、米国とメキシコで最近、人間への「豚インフルエンザ」の感染が報告され、約60人が死亡した疑いがあると明らかにした。米保健当局は国内で見つかったウイルスは豚、鳥、ヒトの混合型でこれまでに見つかっていないタイプで、「ヒトからヒト」への感染が起きていると指摘。両国で新型ウイルスによるインフルエンザが流行する恐れがある。
 WHOによるとメキシコ市周辺だけで800件の感染が疑われる報告があり、うち57人が死亡した。このほかメキシコ中部サンルイポトシでも24件の報告があり3人が死亡しているという。同国内で多くの学校が学級閉鎖や休校に追い込まれた。
 米国ではカリフォルニア州とテキサス州で合計7人の感染報告があったが、全員が回復したという。当局は感染者や彼らと接触した人々の検査を行い、メキシコからもサンプルを取り寄せて感染経路の特定を急いでいる。感染力はまだ不明としている。(24日 22:00)



 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ