『日々の映像』

2009年03月17日(火) がん遺伝子研究の権威:肝細胞がんで死去、79歳。


報道
1、花房秀三郎氏死去=がん遺伝子研究の権威
                      2009/03/16-10:00 時事通信2、

2 、がん遺伝子研究第一人者の花房秀三郎さんが死去
                       2009年3月16日 読売新聞
3、訃報:花房秀三郎さん79歳=米ロックフェラー大名誉教授
                      毎日新聞 2009年3月16日


 がん研究の権威が肝細胞がんで死去したというニュースの接すと複雑な思いがする。生涯青春の会で毎月健康セミナーを開いている。

何のために健康セミナーを開くかのテーマは以下である。
1 健康のために発芽玄米ごはんを食べよう
2 認知症になるな!〈ボケ老人になるな!〉
3 がんになるな!(がん回避法を学ぼう)

このセミナーは1年で12回開催の予定で参考資料と参考文献は次の通りである。
1 日々の映像 12年間4380回の記録から
2 エッセイ「癒しの森」1000回の記録から
3 会報 「生涯青春の会」会報 1号から44号の記録から
4 ヘルシーライフの会報 
5 参考文献
・「抗ガン剤で殺される」 船瀬俊介著 共栄書房
・「『薬をやめる』と病気は治る」 安保徹著 マキノ出版
・「ガンは自分で治せる」 安保徹著 マキノ出版
・「免疫革命」         安保徹著 講談社
・「 ジェイソン・ウィンターズ・ストーリー」ジェイソン・ウィンターズ著 
・「発毛・ミネラル検査のすすめ」 大森隆史著 株コスモトゥーワン
・金子クリニック  http://mkaneko.jp/
・「NPO法人ガンの患者学研究所」  http://www.naotta.net/index.html

 毎月配布する資料はA-4 10枚で詳しくは以下です。
 http://ameblo.jp/syogai1/entry-10218153763.html

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1、花房秀三郎氏死去=がん遺伝子研究の権威
                      2009/03/16-10:00 時事通信
 花房 秀三郎氏(はなふさ・ひでさぶろう=米ロックフェラー大名誉教授、大阪バイオサイエンス研究所名誉所長・がんウイルス学)15日午後3時45分、肝細胞がんのため大阪府吹田市の病院で死去、79歳。兵庫県西宮市出身。葬儀は親族のみで行う。喪主は妻恵美子(えみこ)さん。
 がん遺伝子研究の権威で、大阪大理学部卒業後、同大微生物病研究所助手時代に渡米し、73年からロックフェラー大教授。帰国後は産官学協同の大阪バイオサイエンス研究所の所長などを務めた。
 長年にわたるウイルス学、腫よう学の研究で、ウイルスにがん化の遺伝子が存在し、がん遺伝子が1種ではないことを証明、正常細胞ががんになるメカニズムを解明した。82年に医学分野で世界有数の米ラスカー賞を日本人として初めて受賞、95年には文化勲章を受けた。 (了)()
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がん遺伝子研究第一人者の花房秀三郎さんが死去
2009年3月16日 読売新聞
 がん遺伝子研究の第一人者で、文化勲章を受章した大阪バイオサイエンス研究所名誉所長、米ロックフェラー大名誉教授の花房秀三郎(はなふさ・ひでさぶろう)氏が15日午後、肝細胞がんによる肝不全のため、大阪大病院(大阪府吹田市)で亡くなった。79歳。自宅は兵庫県芦屋市松浜町14の34の423。通夜、告別式は故人の遺志により近親者で行う。喪主は妻、恵美子さん。
 同県西宮市出身。大阪大理学部化学科を卒業後、同大学微生物病研究所でウイルス学の基礎を習得し、1961年に渡米。73年にロックフェラー大教授に就任した。
 ニワトリにがんを起こす「ラウス肉腫ウイルス」を使った研究で、正常な細胞の中にがん遺伝子の原形が存在し、それをウイルスが取り込み、がん遺伝子に作りかえることを実証した。
 82年に米国の医学賞で最も権威のあるラスカー賞を日本人で初めて受賞。91年に文化功労者、95年に文化勲章。98年に帰国し、財団法人大阪バイオサイエンス研究所(吹田市)の2代目の所長を2005年3月まで務めた。
 花房氏が大阪大微生物病研究所にいた時代から交流があり、がん研究を続けてきた豊島(とよしま)久真男(くまお)・理化学研究所研究顧問は「亡くなった前の奥さんも同じ分野の研究者で、家に帰っても議論を続けていた。ものすごくまじめで、確実な仕事をする人だったので、彼の研究室から優れた研究者が何人も育った。調子が悪いとは聞いていたが、残念だ」と惜しんだ。
(2009年3月16日 読売新聞)

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3、訃報:花房秀三郎さん79歳=米ロックフェラー大名誉教授
                毎日新聞 2009年3月16日
 米国ロックフェラー大名誉教授で大阪バイオサイエンス研究所名誉所長の花房秀三郎(はなふさ・ひでさぶろう)さん=ウイルス学=が15日、肝不全のため死去した。79歳だった。葬儀は近親者のみで行う。自宅は兵庫県芦屋市松浜町14の34の423。喪主は妻恵美子(えみこ)さん。
 花房さんは兵庫県西宮市生まれ。がんの原因の一つである「がんウイルス」を研究。ウイルスが細胞をがん化させる際に働く「がん遺伝子」が実は、正常な細胞の遺伝子をウイルスが過去に取り込んだものであることを発見した。複数のがん遺伝子に共通する構造も見つけた。がんは細胞の遺伝子変異で起きるという今日の常識の基礎を築いた。
 大阪大微生物病研究所の助手時代、ニワトリにがんを起こす「ラウス肉腫ウイルス」の存在を知り、61年に渡米。カリフォルニア大バークリー校で、がんウイルスの研究を始めた。その後も米国とフランスで、一貫してがんウイルスやがん遺伝子について研究した。
 米ロックフェラー大教授だった77年、ラウス肉腫ウイルスが持つ「src(サーク)」と呼ばれるがん遺伝子が正常な細胞にあることを発見。88年には別のがん遺伝子「crk(クラック)」を発見し、二つの遺伝子から作られるたんぱく質に構造が似た部分があることに気付いた。この構造を持つたんぱく質はこれまで100種類以上見つかり、がん遺伝子の働きを理解する大きな助けになった。
 82年に米国の権威ある医学賞「ラスカー賞」を受賞。95年に文化勲章を受けた。日本学士院会員。

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石田ふたみ