『日々の映像』

2009年03月07日(土) 記憶が鮮明な1998年の自殺者

1、自殺者、1月は2645人…いのち守る動き広がる
3月5日19時27分配信 読売新聞
2、自殺者は10年連続で3万人をこえている
・ 職業別自殺者数 - 社会実情データ図録
・ 平成19年中における自殺の概要資料(PDFファイル) - 警察庁
3、自殺関連相談窓口
4、自殺連鎖!「硫化水素」の恐怖
5、硫化水素自殺1000人超す=1〜11月、高水準続く−警察庁

 何回も書いたが、この「日々の映像」と題する短文エッセイは1997年1月1日から書き始めた。この年は大手証券・銀行が破産するなど、バブル崩壊の諸現象が惹起した年であった。この年の自殺者は24391人であったが、翌1988年の自殺者は33048人であった。以降10年間3万人を超える自殺者が続いてきた。

 今年2009年の社会の状況は、1997年の比ではない。よって、今年から2000年にかけて自殺者が激増することが予想される。警察庁は5日、1月に全国で自殺した人は2645人だったと発表した。経済環境の悪化で自殺者数が増える恐れがあることから、これまで年1回発表していた自殺者数について初めて月別の数を公表することにしたものだ。

 3月14日(土)から「介護疲れを癒す会」(副題 ストレスを癒す会)を毎週開催する。この運営に当たるスタッフがまだ6人余りと少なく、毎週増加を図って行きたいと思っている。試行錯誤が数ヶ月続くと思うが、介護疲れ・ストレスを緩和する役割を果たして行きたいと思っている。広く捉えれば、自殺防止運動にも繋がっていくと思う。

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1、自殺者、1月は2645人…いのち守る動き広がる
3月5日19時27分配信 読売新聞

 警察庁は5日、1月に全国で自殺した人は2645人だったと発表した。

 経済環境の悪化で自殺者数が増える恐れがあることから、これまで年1回発表していた自殺者数について初めて月別の数を公表した。一方、企業の決算期にあたる今月は、経営難を理由にした自殺が増える恐れもあることから、パトロールを強化したり、支援窓口を検索できるホームページを開設したりするなど、いのちを守る動きが広がっている。

 同庁によると、自殺者のうち男性が1894人。都道府県別では東京都が255人と最も多く、次いで大阪府159人、埼玉県155人、神奈川、愛知県138人だった。

 国内の自殺者は1998年以来10年連続で3万人超を記録。98年は、前年に金融不安が広がり、決算期の3月に自殺者が急増。今年も経済環境が悪化していることから、関係者は危機感を募らせている。

 自殺が多いことで知られる福井県坂井市の東尋坊では、自殺対策に取り組むNPO法人「心に響く文集・編集局」(茂幸雄代表)が、昨年11月以降の4か月間で19人の自殺志願者を保護した。例年は年間20〜30人で、茂代表は「信じられないハイペース。元派遣社員などこれまであまり見なかった若者が増えている」と話す。

 昨秋に保護した20歳代の元派遣社員の男性は期限前に契約解除され、保護時の所持金はわずか数百円。茂代表はボランティアら80人体制でパトロールを強化しており、「一人でも多く救いたいが、ボランティアではその後のフォローに限界」と行政に支援を訴える。

 山梨県の青木ヶ原樹海でも、地元自治体やタクシー協会などが、声かけボランティアを養成する講座を開催したり、樹海の入り口に防犯カメラの設置を進めたりしている。

 NPO法人「ライフリンク」(東京都)も昨年12月、インターネット上に、悩みの内容ごとに、適切な支援団体や行政窓口を検索できる「ライフリンクデータベース」を開設。清水康之代表は「自殺者の7割が事前に何らかの相談機関に相談したとのデータがあり、対策を講じれば必ず防げる」と力を込めて話している。

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2、自殺者は10年連続で3万人をこえている
・ 職業別自殺者数 - 社会実情データ図録
・ 平成19年中における自殺の概要資料(PDFファイル) - 警察庁
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3、自殺相談窓口
• 全国いのちの電話 - 電話番号一覧と受付時間
• あなたに読んでもらいたいページ - 悩んでいる人や周囲の人向け
• 自殺予防総合対策センター - 国の対策や地方自治体の対策、対策マニュアル
• 自殺対策 相談窓口一覧 - 共生社会政策統括官(内閣府)
・ 自殺対策支援センターライフリンク
・ 相談窓口 - 関連情報エリア

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4、自殺連鎖!「硫化水素」の恐怖
ネットの書き込みを「有害情報」に指定!
止まらない自殺連鎖! 硫化水素を使った自殺が、全国で相次いでいます。今年1月頃から、ネットで手口が紹介され始め、4月には自殺者が激増! 4月1ヶ月間で少なくとも64件発生し、60人が死亡しています。また、負傷者も145人に上り、そのほとんどが巻き添えになった模様。この傾向は5月に入っても変わらず、連日全国各地で自殺が相次いでいます。こうした非常事態に、警察庁は4月30日、硫化水素の発生方法を説明したインターネットの書き込みを「有害情報」に指定。警察が把握した場合、プロバイダーなどに削除を求める方針です。情報削除の要請は「表現の自由」と対立するため、難しいものがありますが、多くの巻き添え被害者を出している以上、致し方ない……。
硫化水素とは? 被害を防ぐには?
ところで、硫化水素とはどんな物質? 硫化水素は、無色で卵が腐ったような臭いのするガス。毒性が強く、800ppm以上の濃度のガスを吸うと即死します。硫黄泉など温泉からも発生するため、入浴したまま気づかぬうちに中毒死する例もある模様。刺激臭は強くないものの、他の有毒ガスに比べ影響が出るのが非常に早く、また、空気より重いため、マンションなどで自殺を図ると、階下の人を巻き込むことになります。現場に立ち入る際には防護服が必要で、防護服なしの警察官が被害を受けるケースも出ています。注意点としては、臭いを感じたら一刻も早く現場から離れること! 特に、救助しようとした人の巻き添え被害が多いので、発生源には絶対に近づかないこと! 被害を最小化するためにも、ぜひ徹底してください。

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5、硫化水素自殺1000人超す=1〜11月、高水準続く−警察庁
2008/12/11時事通信
 硫化水素による自殺者が今年1〜11月に1007人となったことが11日、警察庁の調べで分かった。インターネット情報の影響などで今年に入って激増したが、既に1000人を超え、昨年1年間の29人の約35倍に上った。
 硫化水素の「原料」となる商品の一つが、自殺多発のあおりで10月末に製造中止となったが、発生方法を紹介するネット情報は依然多い。自殺は4月の204人をピークに減少傾向にあるものの、11月も53人で、1日平均1人以上の高水準が続いている。
 硫化水素自殺が増えたのは、市販商品を使って簡単に発生させる方法がネット上に多数紹介された影響とされる。救助に入った家族や救急隊員が巻き添えで死傷する二次被害も多発したため、警察庁は4月末、同ガス自殺を誘引するネットの書き込みを「有害情報」として取り扱い、業者やサイト管理者に削除を要請している。(2008/12/11-07:57)

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石田ふたみ