『日々の映像』

2009年02月19日(木) 粗鋼生産前年同月比37.8%減のショック

1、1月の粗鋼生産637万トン、減少率は過去最大の37.8%
                   2009年2月18日  日経
2、粗鋼生産:37.8%減 過去最大の落ち込み
                   毎日新聞 2009年2月18日

 昨日書いたようにGDPが120兆円(21%)近く減少する趨勢なのだから、粗鋼生産前年同月比37.8%減は驚く必要もないのだか、数字で示されるとその深刻さを改めて思い知らされる。
日本鉄鋼連盟が18日まとめた1月の粗鋼生産量は637万トンと、前年同月から37.8%減少した。前年実績を下回るのは4カ月連続で、減少幅は過去最大だった

2008年12月前年同月比 27.8%減
2009年1月前年同月比  37.8%減

品種別の減少をメモしよう。
1、造船などに使われる厚板が2.5%増の115万トンと堅調だった
2、自動車や家電など幅広い用途で使われる広幅帯鋼が50.4%減の206万トンと半減。
3、自動車の車体などに使われる亜鉛めっき鋼板も50.3%減の66万トンと大きく落ち込んだ。
 上記の通り家電と自動車の生産は半減している現実を直視しなければならない。

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1、1月の粗鋼生産637万トン、減少率は過去最大の37.8%
                          2009年2月18日  日経
 日本鉄鋼連盟が18日まとめた1月の粗鋼生産量は637万トンと、前年同月から37.8%減少した。前年実績を下回るのは4カ月連続で、減少幅は過去最大だった2008年12月の27.8%から、さらに10ポイント悪化した。生産量でも1969年2月(577万トン)以来の低水準だった。
 品種別では最大の生産量を占める広幅帯鋼が前年同月比50.4%減の206万トンで、4カ月連続で前年同月より減少した。厚板は同2.5%増の115万トンと4カ月連続で増加しているが、H形鋼や大形形鋼などほぼすべての品種で前年実績を下回っており、減少幅も大きい。(14:43)

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2、粗鋼生産:37.8%減 過去最大の落ち込み
              毎日新聞 2009年2月18日
 日本鉄鋼連盟が18日に発表した1月の粗鋼生産量は、前年同月比37.8%減の637万トンで、記録が残る1949年以降で過去最大の減少率となった。これまで過去最大は昨年12月の27.9%減だったが、一気に約10ポイントも悪化。生産量ベースでも、69年2月(577万トン)以来の低水準だった。
 昨秋以降の金融危機の深刻化を受け、最大の受注先である自動車メーカーが減産を拡大しているのが主因。1月中旬から、JFEスチールが西日本製鉄所倉敷地区の高炉1基を一時休止したことも響いた。
 品種別では、造船などに使われる厚板が2.5%増の115万トンと堅調だったが、最大の生産量を占め、自動車や家電など幅広い用途で使われる広幅帯鋼が50.4%減の206万トンと半減。自動車の車体などに使われる亜鉛めっき鋼板も50.3%減の66万トンと大きく落ち込んだ。
 同連盟は「2月以降も高炉の改修や一時休止が予定されており、引き続き厳しい生産状態が続く」と見ている。【森有正】
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石田ふたみ