『日々の映像』

2009年01月19日(月) パンデミックの脅威

パンデミックの脅威編集する 2009年01月19日20:23 妻と映画「感染列島」を見て来る。作品の中で進んでいく感染被害の状況は、解説にあるとおり背筋の寒い思いをする。映画はハッピーエンドで終わっているが、新型鳥インフルエンザのパンデミックは、映画以上の内容になるような気がする。

                       管理人 いしだふたみ

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映画「感染列島」

広がるウイルス、見つからない治療法、その中でなすべきこととは?! ウイルスの恐怖を映したパニック大作!

 正月明け、市立病院に務める松岡剛の元に1人の急患が運ばれてきた。新型インフルエンザに類似する症状だがワクチンが通用せず、患者は死亡。やがて同僚の安藤医師や他の患者に感染が広がり、病院はパニックになってしまう。WHOのメディカルオフィサーで松岡の元恋人・小林栄子が事態の収拾と調査に乗り出し、松岡も彼女と共に戦うことを決意するが、感染は日本全国に広がってしまい……。

有効な治療法のないウイルス感染症が広まった日本をリアルにシミュレートしながら、ウイルスと戦う人々の姿を克明に描き出した作品。感染患者が多数搬送され修羅場と化した医療現場で、自らの体力と精神を削りながら治療を続ける医師たち。そして感染症にかかってしまった患者たち。彼らが必死になって“今、できること”を模索し、実行する姿には胸を打たれる。その中心にいて、苦しい事態の中で感情を揺さぶられる医師を妻夫木聡と檀れいが熱演。そんな心を動かす物語の一方、作品の中で進んでいく感染被害の状況には、背筋の寒い思いをするはず。パンデミックの脅威について、大きな警鐘を鳴らす作品だ

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石田ふたみ