2009年01月13日(火) |
08年の倒産件数は5年ぶり1万5000件超え |
報道 1、企業倒産:11%増1万5646件…5年ぶり高水準 毎日新聞 2009年1月13日 20時54分 2、08年企業倒産数、5年ぶり高水準 上場企業は戦後最多 2009年1月13日19時19分 朝日 3、12月の倒産件数は13.6%増の1147件、運輸業大幅増 2009年01月13日 帝国データバンク 4、08年の倒産件数は5年ぶり1万5000件超え=商工リサーチ 2009年 01月 13日 13:43 JST
数年ぶりに企業倒産のことを書く。私が現役のころは、年間の倒産が1万件を越えると多いとの印象であったが、今は1万5000件である。2008年の倒産で特記すべきことは上場企業の33件の倒産で戦後最多となった。
主な大型倒産は9月の ・リーマン・ブラザーズ証券(負債総額4兆6957億円、関連3社含む) ・大和生命保険(同2695億円) アーバンコーポレイション(同2558億円、不動産)など。
新聞報道が少ないが、倒産企業の従業員数は合計で15万2574人と前年より24.6%も増えているのである。勤労者は常に自己研鑽をして社会の変化に何時でも対応できる力を付けたいものである。
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1、企業倒産:11%増1万5646件…5年ぶり高水準 毎日新聞 2009年1月13日 20時54分 東京商工リサーチが13日発表した08年の全国企業倒産状況(負債1000万円以上)によると、年間倒産件数は前年比11.0%増の1万5646件となり、03年以来5年ぶりの高水準だった。負債総額も2.1倍の12兆2919億円と02年以来6年ぶりの高水準で戦後では7番目の規模。金融危機と景気後退が深刻化した年後半に大型倒産が急増した。 上場企業の倒産は33件と02年(29件)を上回り、戦後最多だった。主な大型倒産は9月のリーマン・ブラザーズ証券(負債総額4兆6957億円、関連3社含む)▽10月の大和生命保険(同2695億円)▽8月のアーバンコーポレイション(同2558億円、不動産)など。 業種別の倒産件数では建設業が11.1%増の4467件と最多。次いで飲食業などのサービス業が7.2%増の2911件、製造業が15.7%増の2341件。原因別では「販売不振」が1万196件と全体の約3分の2を占めた。 倒産企業の従業員数は合計で15万2574人と前年より24.6%増え、5年ぶりの高水準だった。東京商工リサーチは「09年も景気情勢は厳しく、倒産件数は08年並みになる」と予想している。 08年12月の倒産件数は前年同月比24.1%増の1362件。負債総額は43.3%増の6326億6800万円だった。【大場伸也】 【関連記事】 東新住建:再生法申請 負債総額は431億円 倒産:東海3県で1061件 2年連続増 民間信用調査 米穀卸販売:「江坂商店」民事再生法の適用申請 あいであ・らいふ:「男の隠れ家」の出版社が自己破産 自己破産:「男の隠れ家」出版社が申請 毎日新聞 2009年1月13日 20時54分 ――――――――――――――――――――――――――――――― 2、08年企業倒産数、5年ぶり高水準 上場企業は戦後最多 2009年1月13日19時19分 朝日 民間調査会社の東京商工リサーチは13日、08年の企業倒産概況を発表した。負債総額1千万円以上の企業倒産件数は前年比11.0%増の1万5646件で、03年以来5年ぶりの高水準だった。金融危機に伴う大型倒産が多く、上場企業の倒産件数は戦後最多の33件に達した。全体の負債額は前年の2倍以上の12兆2919億円となり、戦後7番目の規模となった。 世界的な金融危機が深刻化した9月以降、大型倒産が増えた。国内2番目の大型倒産となった米証券大手リーマン・ブラザーズの日本法人と関連3社の負債額は計4兆6957億円に達し、全体の38%を占めた。また、10月に破綻(はたん)した大和生命保険の負債額も2695億円で全体の負債額を押し上げた。 業種別には全10業種のうち建設業が4467件で最多。増加幅では金融・保険業が前年比50.7%増、運輸業が39.5%増、情報通信業が24.5%増と続いた。 倒産の主因は「販売不振」が65%を占めた。増加幅では「運転資金の欠乏」(前年比33.7%増)、「他社倒産の余波」(同19.7%増)が上位を占め、不況型倒産の色彩が濃くなっている。東京商工リサーチは「今年の倒産件数は昨年を上回る可能性がある」としている。
―――――――――――――――――――――――――――――― 3、12月の倒産件数は13.6%増の1147件、運輸業大幅増 2009年01月13日 帝国データバンク
帝国データバンクは1月13日、2008年12月の企業倒産集計を発表した。それによると、倒産件数は1147件(前年比13.6%増、前年同月比28.7%増)で、負債総額は5967億7400万円(前年比10.3%増、前年同月比44.7%増)と。集計基準変更の2005年4月以降では、2008年10月の1231件に次ぐ悪化となった。 業種別動向では、7業種中運輸・通信業(52件・前年同月比73.3%増)が大幅増を記録。卸売業(192件、58.7%増)も激増した。一方、小売業(183件)は前年同月を下回った。卸売は化粧品や衣料品、貴金属品などの中小業者が目立ったほか、運輸・通信業は52件すべてが運輸業で貨物運送業者が大半を占めた。 12月の主要動向としては、販売不振、売掛金回収難などの「不況型倒産」が879件(前月比9.6%増、前年同月比24.7%増)の増加となった。全件数中の構成比は76.6%。このほか、業種別動向では小売、サービスなどの内需関連業種の増加が見られ、原料高の影響を受けた運送業者の倒産も目立った。今後は、裾野の広い自動車関連業種の不振が懸念されるという。
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4、08年の倒産件数は5年ぶり1万5000件超え=商工リサーチ 2009年 01月 13日 13:43 JST
[東京 13日 ロイター] 東京商工リサーチは13日、2008年の企業倒産件数(負債総額1000万円以上)が前年比11.0%増の1万5646件、負債総額は同2.1倍の12兆2919億円に上ったと発表した。 倒産件数は3年連続で前年水準を上回り、2003年以来5年ぶりに1万5000件を上回った。また、上場企業の倒産(上場廃止後の倒産除く)は33件発生し、1952年の調査開始以来最多となった。 08年以前に上場企業の倒産が最も多かったのは2002年の29件。33件のうち不動産関連(16件)と建設関連(9件)が計25件となり全体の75%を占めた。商工リサーチでは「倒産が中小零細企業から中堅企業に及んできている」と指摘している。 昨年の倒産負債総額は調査開始以来7番目の規模で、03年以来5年ぶりに10兆円を上回った。昨年9月に民事再生法の適用を申請したリーマン・ブラザーズ証券(米リーマン・ブラザーズ(LEHMQ.PK: 株価, 企業情報, レポート) の日本法人)と関連3社の負債合計が4兆6957億円と、負債総額全体の38%を占めた。また、負債総額100億円以上の大型倒産が前年比71.4%増の108件と多発した。 併せて発表した08年12月の倒産件数は前年同月比24.1%増の1362件、負債総額は同43.3%増の6326億6800万円だった。政府が10月末に開始した中小企業向けの緊急保証制度の効果が注目されたが、倒産件数は12月としては02年以来6年ぶりに1300件を上回った。 © Thomson Reuters 2009 All rights reserved.
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