2008年11月06日(木) |
オバマ氏当選をどう評価するか |
―――各紙の論説 ―――
資料 1、社説:オバマ氏当選―米国刷新への熱い期待 朝日 2、社説:オバマ氏圧勝 米国の威信は回復できるか 読売 3、社説:オバマ氏当選 米国のチェンジに期待する 毎日 4、社説:歴史的な経済危機に挑むオバマ大統領 日経 5、【主張】オバマ氏圧勝 信頼と指導力の回復を 産経 6、社説:アメリカの歴史的選択 次期大統領にオバマ氏 中日新聞 7、「変革」が新時代告げる 米大統領にオバマ氏 新潟日報 上記の文字数が多いため以下のブログに保管いたしました。 http://ameblo.jp/syougai3/
物事は人によって受け止め方が異なる。大きな出来事に対しては、自分の受け止め方を固める前に、できるだけ第3者の受け止め方を知る努力が必要であると思う。このような意味で各紙の論説を引用した。朝日新聞の文学的な表現は私好みの文章である。オバマ新政権はイラクとアフガニスタンの戦争そして金融危機をどう解決するのかを注目したい。
「米国を変えたい。刷新したい。米国民のこうした思いが、一気に噴き出したような選挙だった。民主党のバラク・オバマ氏が、史上初めてアフリカ系(黒人)の大統領に選ばれた。地滑り的な大勝である。イラクとアフガニスタンの戦争と金融危機。この「非常時」に、47歳の黒人大統領に米国の再生を託したのだ。歴史的ともいえるこの米国民の選択から二つの声が聞きとれる。ブッシュ政権のもとで分断された社会の再生への期待と、米国一極支配はもう終わりにしたいという思いである。米国という国のありようが変わるだけではない。世界との関係も新しい時代に入っていくのだろう。」
オバマ氏圧勝をどう評価するか。韓国の朝鮮日報は次のように伝えていた。
「米国デモクラシーが眩しく輝いた。 米国が開かれた社会の真価を遺憾無く発揮した。バラク・オバマ氏の当選は米国の社会・文化・道徳の大革命だ。オバマは米国の中心部ではなく周辺部出身の政治家だ。父親はケニア人、祖母は今でもその奥地に暮らす。彼は白人である母親が再婚した継父に付いてインドネシアにわたり、小学校に通った。肌は褐色、ミドル・ネームのフセインはイスラム風だ。人種的・文化的にオバマ氏は米国とアジアとアフリカを横切るグローバルな人間だ。そんな遊牧民のような若い政治家に大統領を任せた米国有権者たちの慧眼には熱い喝采も惜しくない。金融危機がオマバ氏の当選を後押ししたと言ってもその革命的な意味が薄らぐことはないだろう。」と。
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