2008年10月12日(日) |
アメリカ流金融システムに問題あり |
株式のカラ売りのことは何度も書いた。これだけ株式相場が暴落しているのだからさぞや暴利を上げているヘッジ・ファンドがあるのだろうと注意していた。そしたらこのような情報が目に留まった。
「2007年8月サブプライムショック発生から一貫して利益を上げ続けており、 2008年9月現在、なんと!71.4%の利回りをあげています」
ファンドの名前は割愛させてもらうが、株式は下落するとなるとおびただしい売りが入るのである。行過ぎた自由のシステムである。米下院に金融安定化法案が成立してから、日経平均は30%(3616円)、ダウ工業株30種平均は24%(2691ドル)も暴落した。巨大な闇の集団がいるといわねばならない。まだ下がるだろう。闇の集団は下落によって利益を上げるのだ。
今日も米国発金融崩壊関連情報(25)を引用します。 ――――――――――――――――――――――――――――――― 10月12日 米国発 金融崩壊関連情報 (25)
3日に米下院に金融安定化法案が成立してかがら、市場は何の効果も現れていない。10日までで、日経平均は30%(3616円)、ダウ工業株30種平均は24%(2691ドル)も暴落した。
英国のように大手金融機関総てに公的資金の投入が必要なのだ。 財政赤字が10兆ドル(1000兆円)の大台を超えた。日本の借金は1156兆円だ。アメリカのGOPは1200兆円日本のGDPは500兆円である。GDP比では米国の借金は、日本の半分以下なのである。
マクロで言えば米政府が、100兆円あまりの国債を発行して、全銀行に公的資金を投入しなければならない段階になっている。しかし、大統領選を目前にして、このような政策は国民の支持を気にして実行にならないだろう。70億ドル(70兆円)の公的資金といっても、現政府が実行できるのは30兆円で、残る40兆円は議会の承認が必要となっている。
米政府が英国政府のように敏速な行動が取れるとは思えない。よって、金融崩壊に伴う混乱の火はまします広がる気配である。
日本の借金時計 http://www.team-nippon.com/
1 、英国:大手4金融が申請 公的資金投入6兆円 毎日新聞 2、G20:新興国含め協調…金融危機解決で 特別会合で声明 毎日新聞 3、G7:行動計画 G7は速やかな実行を=経済部長・逸見義行 毎日新聞 4、GM、フォードにも合併打診 クライスラーと交渉前 【共同通信】 5、「世界的危機には世界的対応を」米大統領がG7出席者と会談 読売新聞 6、米国の「借金時計」が桁不足、応急処置で表示 WIRED VISION http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=35956129&comm_id=3315100
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