2008年10月07日(火) |
どこまで続くメラニン騒動 |
メラニンとはプラスチックの原料として使われる化学物質である。 飼料の品質をよく見せるようにメラニンを混入する・・・信じられないごまかしの文化だ。中国農業省は4日、有害物質メラミンの牛乳混入事件を受けて全国の飼料業者などを調査した結果、乳牛などの飼料にもメラミンが混入されていたことが分かり、飼料メーカー3社を公安機関に告発したという。
慌てた農水省は「6日、中国から輸入された飼料の全ロットについて、メラミンが混ざっていないかを検査するよう酪農や飼料関係の11団体に通知した」という。メラニンが混入されている可能性が大きいと思う。新たにメラニンが混入している菓子が分かったのは、資料3の通りである。大阪市は、この2商品の回収命令を出している。しかし、もう大半は食べられている。
1、輸入飼料にメラミンは?農水省が酪農関連団体に検査指示 読売新聞 2、乳牛飼料にもメラミン=製造3社を告発−中国農業省 時事通信 3、別の菓子2商品から検出 大阪市が回収命令 産経新聞 4、【メラミン混入】内モンゴルでも容疑者6人拘束 産経新聞 5、メラミン Q&A http://www.tokyo-eiken.go.jp/issue/health/webversion/web07.html
――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1、輸入飼料にメラミンは?農水省が酪農関連団体に検査指示 2008年10月6日22時53分 読売新聞 中国で家畜飼料に有害物質メラミンが混入していた問題で、農林水産省は6日、中国から輸入された飼料の全ロットについて、メラミンが混ざっていないかを検査するよう酪農や飼料関係の11団体に通知した。 中国農業省は今月4日、メラミンを混ぜた乳業用飼料を生産した3業者を、警察に告発したと発表した。 (2008年10月6日22時53分 読売新聞) ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 2、乳牛飼料にもメラミン=製造3社を告発−中国農業省 10月5日14時17分配信 時事通信
【北京5日時事】中国農業省は4日、有害物質メラミンの牛乳混入事件を受けて全国の飼料業者などを調査した結果、乳牛などの飼料にもメラミンが混入されていたことが分かり、飼料メーカー3社を公安機関に告発したと発表した。 牛乳への混入と同様に、たんぱく質含有量を高めるため、メラミンを添加した飼料を製造していたとみられる。飼料を食べた乳牛がメラミンを蓄積していると、牛乳自体にも汚染が広がっていた可能性がある。
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3、別の菓子2商品から検出 大阪市が回収命令 2008.10.6 22:31 産経新聞 中国製のチョコレート菓子「チョコピローズ」から有害物質メラミンが検出された問題で、大阪市は6日、同じ中国の工場で製造され、食品輸入会社「エヌエス・インターナショナル」(大阪市淀川区)が輸入した菓子3商品のうち2種類のからもメラミンを検出したと発表した。メラミンが見つかったのは「コーンチュールチョコレートクリーム」と「ポテトチップス濃厚わさび醤油味」。市はチョコピローズと合わせて食品衛生法に基づく回収命令を出した。残る1商品についてはメラミンは検出されなかった。 市によると、コーンチュールからは1キログラム中2・1ミリグラムのメラミンを検出。1月以降、約14万6000袋が輸入されていた。ポテトチップスの検体からは、1キログラム中0・5ミリグラムのメラミンが見つかった。1月以降約20万袋輸入されていたという。いずれも健康には影響のない含有量という。2品目は、17府県19社の一次卸会社に販売されたチョコピローズとほぼ同じ流通経路で全国に販売されているとみられる。 商品については、いずれもエ社がすでに自主回収を進めている。エ社は別の中国メーカーが製造した「ミルクソフトキャンデー」など2商品についても自主的に店頭から撤去し、民間機関に検査を依頼、1商品からはメラミンは検出されなかった。まだ結果が出ていないミルクソフトについて、検査に時間がかかる場合、市が検査する方針。 エ社では「消費者の皆様にご迷惑をおかけした。早急に回収などの対応を進めたい」としている。 ―――――――――――――――――――――――― 4、【メラミン混入】内モンゴルでも容疑者6人拘束 2008.10.6 18:51 産経新聞 6日付の中国紙、北京日報によると、中国で粉ミルクに有害物質メラミンが混入された事件で、内モンゴル自治区フフホト市は5日、同市警察当局がメラミンの販売や混入にかかわった容疑者6人を拘束したと発表した。 これまで高濃度のメラミンが検出された粉ミルクを生産していた三鹿集団のある河北省で集中して摘発が行われており、同省以外での身柄拘束は初めて。内モンゴルは乳製品大手の伊利や蒙牛の拠点で、6人はこれらの企業の乳製品にメラミンを混入させた疑いが持たれている。(北京 共同)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 5、メラミン Q&A http://www.tokyo-eiken.go.jp/issue/health/webversion/web07.html
Q1.メラミンとは何ですか? A1.メラミン樹脂というプラスチックの原料として使われる化学物質です。 そもそも食品に入れるためのものではありません。 Q2.牛乳のたんぱく質が少なかったのでメラミンを入れたと言われていますが、食品(牛乳等)にメラミンを入れると、たんぱく質を増やすことができるのですか? A2.メラミンを入れてもたんぱく質は増えません。食品中のたんぱく質は、一般的に、食品中の窒素(N)の量を測定し、これに食品毎に決まった換算係数をかけて得られます。牛乳には約3.3 g/100 gのたんぱく質が含まれているといわれていますが、牛乳に含まれる主なたんぱく質であるカゼインの場合、窒素量は約15.5%で、牛乳の換算係数は6.38となります。
【例】牛乳に含まれるたんぱく質の計算方法: 牛乳に含まれるたんぱく質量(g/100 g)=窒素量(g/100 g)×6.38(換算係数)
メラミンには窒素がたくさん含まれているので、メラミンの入った牛乳の窒素を測定すると、測定される窒素量は、牛乳たんぱく質の窒素とメラミンの窒素の合計です。その結果、たんぱく質が多く含まれているように誤認されます。
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