『日々の映像』

2008年05月31日(土)  米ドル暴落説について

  ドル預金の話が出ると「米ドル暴落説」に洗脳されている人がかなりいるように思う。どのような見解を正しいとするかは、各自の選択に任せるしかない。米ドル暴落説を唱えるマスコミ・専門家と称する人たちは、体制側〔政府・財務省〕に立っての論説のように思う。体制側は言うまでもなく円預金がドル預金になっていくことを防ぐ必要があるのだ。

 ここでは国家破産対策ネットから米ドル暴落説の反論を引用したい。
お断りしておきますが、どう受け止めるかは各自の判断によります。以下の論に関しての反論はここで受け付ける立場にありません。
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米ドル暴落説について
http://jap.qee.jp/Page04.html
米ドル暴落説を唱えるマスコミ、専門家の論点はアメリカの双子の赤字、とりわけ過去最大の「米国財政赤字」であろうと思います。
『米国財政赤字 最大の4230億ドル(約50兆円)』
50兆円は日本の財政赤字35兆円と比べて確かに大きいものです。
では『米国の財政規模は?』となりますと、殆どの方が『?』となると思います。
以下の数字をご覧ください。
米国国家予算  2兆7700億ドル(332兆4000億円)
赤字額      4230億ドル(50兆円)
財政赤字比率(対予算) 15%
米国の予算規模は330兆円を超え、日本の予算規模の4倍となっておりますので、財政赤字が50兆円ありましても、予算規模に対してわずか15%ということです。
対して日本の場合は…
日本国家予算  80兆円
赤字額      35兆円
財政赤字比率(対予算) 43%
さらに、以下の数字をご覧ください。

[FRB(米国連邦準備理事会)発表]
米国人の個人資産総額  62兆4854億ドル(7340兆円)
米国人の負債総額  11兆3995億ドル(1340兆円)
差し引き  51兆859億ドル(6000兆円)

米国人は6000兆円もの膨大な資産を保有しています。
そして、このうち現預金と株式・国債だけを抜き出しましてもその総額は<1900兆円>にも達します。米国人はいざとなればこの<1900兆円>もの個人金融資産を取り崩して、米国政府の借金を補填することをいとわないでしょう。

そして法人も100兆円単位で米国政府の借金減らし政策に手を差し伸べることになるはずです。それが米国人の愛国心というものだからです。そして、米国政府の借金は綺麗に消えてなくなることになります。

これらの数字を見ても、『財政赤字でドルは下がりますか?』となります。






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石田ふたみ