『日々の映像』

2007年11月19日(月) 学校のいじめ認知12万5千件

2006年度に学校現場で把握されたいじめは約12万5000件であるという。
内訳は
小学校 6万件、
中学校 5万1000件、
高校  1万2000件で
である。この数字から何を読み取ればよいのだろう。
いじめの形態では、
1、冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる
2、仲間はずれ、集団による無視
3、パソコンや携帯電話などで誹謗(ひぼう)中傷や嫌なことをされる
である。どうしてこんな行動を取るのだろう。2007年2月19日の日々の映像
で「極悪のいじめ問題」と題して記述した。このときA-10枚余りの書き込みを頂いた。子供を守るために必至に戦う尊き母の姿が浮き上がっていた。参考になうと思うので、読み安いエンピツに引用した。

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1、極悪のいじめ問題   2007年2月19日 日々の映像から
福岡県筑前町立三輪中2年の森啓祐君(当時13歳)が昨年10月、いじめを苦に自殺した。森君が授業中などに「死にたい」と漏らしていたため、「うそだろう」などと言いトイレで取り囲んだという。帰宅後、「いじめられてもういきていけない」と書いた遺書を残し、自宅で自殺した
 どうして、このような事件が際限もなく続くのだろう。
私たちは「いじめ」に関する正しい理解をしているだろうか。再確認する意味でいじめの定義のURLを以下に。
http://members.jcom.home.ne.jp/i-network/chishiki.htm

いじめは極悪であるとの声を皆で上げていくしかないと思う。この視点で
2006年11月15日のまえちゃんの日記「死んではいけない 」を引用させていただきます。
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 子供の自殺が連鎖している。取り上げる 。マスコミも苦慮している。
14日の読売の編集手帳に呼びかけがあった。死を決意させるほどの苦しみが和らぐとは思わないが、歳月がいかなる魔法を演じるかは生き続けなければ分からない。

心の凹みを打ち明け、声を発して生きてごらんなさい。あの時、死ななくてよかったと思う瞬間が必ず訪れる。約束しよう。だからいま、死んではいけない。 涙もろくなったのだろうか、これを書かれた方のせつなさに胸をしめつけられた。そしてだんだんと怒りが湧いてきた。
 
亡くなった子供の苦しみ、今いじめにさらされている子供の気持ち、けっして他人には判る由も無いので、迂闊な発言は出来ないが、それでもあえて言いたい。愚かないじめなんかに負けるな、私だったら学校なんか無理して行かなくていいよ、その時が来たらまたやり直せばいいんだから、と
云ってやる。いじめた奴は必ず罰が下ると信じている。いじめをする子の親こそ反省すべきだと思う。いじめられる側にも問題があるなど、とんでもない考えだ。 どんな人間も他人をいじめる資格など持っていない。このことは絶対だ。と私は思う。
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私はこの日記に対して次のコメントを書く
素晴らしいメッセージです。
力強いメッセージです。
正義感に溢れるメッセージです。


2007年02月19日 SilverTreeさんの書き込み
私達は、いじめを肯定してはいけないと思います。
息子の担任の先生に書いた一年間のお礼状があります。
ちょうど本日提出するのですが、その内容がいじめ問題にも触れておりますので、ここに掲載させていただきます。

○○先生
一年間大変お世話になりました。
息子にとって今年度は、高学年として過ごす大切な一年でした。
なかなか息子とゆっくり話をする時間が無かったのですが、週末に自宅近辺を友脩に車椅子を押してもらいながらの散歩や一緒に風呂に入り話をする時間を作りました。

私は事故に遭い約1か月間生死の境をさまよいました。
その経験から私達夫婦が息子に伝えてきた事は誰に対しても『優しい気持ち』で接する事 すべての『命を大切』にするという事 友達の事を『思いやる心』を持つという事です。
                      
子ども達には無限の可能性と夢が秘められています。
命あればこそ、その可能性をつかむ事ができます。
命あればこそ、その夢をかなえる事ができます。
友達と笑い悲しみ楽しみ、時には喧嘩もします。
それは、命あればこそできることなのです。

お互いの存在・命を認め合い、相手の心を考える事によって一本のネットワークが生まれます。その一本一本が集まってグループになり、幾つかのグループが集まってクラスになります。
そのスタイルが整い、保護者と子どもの間で
「○○さんは、どう思わはるやろなぁ。あんたやったらどう思う?」
といったコミュニケーションを取る事ができれば、いじめ・自殺・仲間からの疎外感を無くす事ができるような気がいたします。

それと、いじめに関して子ども達ばかりがクローズアップされますが、忘れてならない事は『親の責任』だと思います。
来年度はPTAが中心となり地域で、カウンセラーによる保護者のための『心の講座』を開催いたします。ご協力いただきます様よろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。 感謝。
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2007年02月19日 ♡愛子♡さんの書き込み
『愚かないじめなんかに負けるな、私だったら学校なんか無理して行かなくていいよ、その時が来たらまたやり直せばいいんだから、と
云ってやる。いじめた奴は必ず罰が下ると信じている。いじめをする子の親こそ反省すべきだと思う。いじめられる側にも問題があるなど、とんでもない考えだ。
どんな人間も他人をいじめる資格など持っていない。このことは絶対だ。と私は思う。 』

私もその通りだと思います。
いじめられる側にも問題があるなどと言う先生には不信感さえ感じました。
私の息子も小学2年生の時に我儘な友人にいじめられているのを察知しましたので直ぐに担任の先生に、この内容を突き止めました。
何もご存じなかったので、全部話しに行きました。回りからも煙たがられていた子でしたので
気が強い子は相手にせずに無視していましたが息子は優しい性格の為に断りきれずに、その子は近ずいてきたようでした。
とんでもないと、私は目を光らせるようになり
とことん撃退しましたね。
担任の先生は、二人に夫々に気持ちを聞いて
私への返事は、『よく言い聞かせておきました。
ただいじめられるほうにも原因があるので』・・・
『何考えているのかしらこの先生は!』・・と激怒しました。『悪い事、いじめをする、悪をのさばらせて、泣き寝入りをしろというのが答えですか!いじめを正しいと認めているのですかね!』・・
『何がいじめられるほうにも原因があるか!』ですか・・・と思いました。
この先生に不信感を抱いたのが初めてでした。
教員の方を、今迄神様の様に尊敬していました私の心の中が崩壊しました。もう15年前の話ですが・・・。
絶対にいじめや悪者はのさばらせてはいけないのです。絶対に許されない行為なんです!
いじめた人は必ず100倍に返って自分も苦しい思いを何らかの形で返ってきます。

お互いが『愛と感謝の心』を持っていればこの様なことは起きないと思います。
それにはやはり『親の躾や環境の整え方』に100%責任が有ると思います。学校の先生ではなくて両親の役目です。親のあり方が子供に100%影響してくると思います。『親の責任です』。親が子供一人育てることに100%神経を使って真剣に育てる事に有ると思います。並大抵では有りません。子供を甘やかせている親が多すぎます。
親は子供達によって成長させられると思って丁度良いのです。貴重な存在なんです。神様から与えられた神の子なんですから・・・。
粗末に育てたら天罰が下るでしょう!☆
お読み頂きありがとうございます。
愛と感謝を込めて・・・。
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2007年02月20日 強運 百子さんの書き込み
 私は、以前、いじめられる側の親でした。
いじめる側の親も、考えなければならない、反省しなければならないと思いますが、 でも、いじめで自殺にまで追い込まれた側は、 親は、どうなんでしょうか?!
死にたいくらいに追い込まれていた我が子の気持ちをどこまでわかっていたのでしょうか?! 確かに、死に追いやった相手、学校や教師にも責任はあります。 でも、親は、被害者として人に責任を擦り付けていていいのでしょうか?

子どもがそこまでの気持ちを持っていたことを、知らなかった、わからなかったでいいのでしょうか? 行動や顔色…から、いじめられていたことを察知できなかった親は?! 誰かを責めることだけで、済まされるのでしょうか。

私は、自分が正しかったかと言いたいわけではありません。でも、雰囲気が違うと感じた日、命をかけて、あなたを守る。私にだけは信じて、何でも話しなさいと言いました。学校へ行きたくないというので、仕事をやめて、半年くらい、いつも子どもに目の届く場所にいて、ずっと子どもに付き合い、家で過ごしました。

私が子どもに話たことは、いじめられるのにも、いじめられる原因があるということ。
あなたは、自分が大好きか?
そう問い掛けました。
答えは、ノーでした。

あなたは、どんな自分なら大好きか?
そう問い掛けました。
答えはわからないと。

では、どんな自分なら大好きになれるか考えて、そうなれるように勇気を持ちなさいと、私は言いました。でも、あなたがどんなあなたでも、私は、無条件に愛しているし、誰が見捨てたとしても、私は、絶対に見捨てないとも言いました。 子どもは、半年かけて自分と向き合いました。 そして、自分から学校に行くと言い出した頃には、もう、いじめられることもなくなっていました。

書くと簡単に見えるかもしれませんが、子どもの命がかかっている重大な半年でした。そして、家族みんなの協力がないとやっていけなかったことも事実です。

いじめる側も、弱い心の人間です。
いじめられる側も、弱い心の人間です。
現れかたが違うだけで、どちらも自分と向き合い、自分はどうあるべきか、どう生きるべきか、
そのことをしっかり考えることができなければ、
いじめの問題は根本から解決できないと、私は思います。

そして、親も教師も、命をかけてそのことを伝えなければいけません。子どもを育て、愛すると言うことは、それくらいの覚悟と、また、親自身が、自分自身がどうあるべきか、どう生きるべきか、わかっていなければならないと思います。 長々とすみません。いじめを受けて悩んだことのある、ひとりの親としての一意見です。私は、自分の子どもが、今、前向きに生きて、生きていてくれるだけで、しあわせに思います。

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2007年02月22日 siropenguinさんの書き込み いじめとするから、いけないのだと思います。 いじめではなく、犯罪です。
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2007年02月23日 せんさんの書き込み
強運 百子。様
メッセージを読んで、感動しました。 親でなくとも、友達でも、たった一人でもいいから、 ここまで真剣に考えてくれる人がいたら、 きっといじめに合っても、それを乗り越えていく力と なるかもしれない。

今まだ子供は小さいですが、これから年齢を重ねるにつれ、いろんな試練が待ち受けていると思います。私も子供に何かあったとき、全身全霊で守っていける親となれるよう、精進していきたいと思いました。
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2007年02月23日 ふたみの書き込み
SilverTree さん
素晴らしい記述ありがとう。コミ・セミネットに引用させてください。
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♡愛子♡ さま
力強いアドバイスありがとうございました。
いじめを止める・・これは一つの言論(ことば)の闘いです。
迫力のある説得が必要です。愛子さんの力強いアドバイスを今日の日々の映像に掲載させてください。

強運 百子さん
素晴らしいアドバイスありがとうございました。
母は強しの象徴のような文章に接しました。
何かの機会に せんさんの文章とセットで引用させていただきます。

siropenguinさん
そうですね。「いじめではなく、犯罪」だという声を上げる必要があります。ご指摘ありがとう。

せんさん
「私も子供に何かあったとき、全身全霊で守っていける
親となれるよう、精進していきたいと思いました」。
素晴らしい決意です。生涯青春のメンバーとしても輝いてください。

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2007年02月23日 みちこさんの書き込み
双子の息子がいじめに遭った時のことを思い出しました。
PTAの役員をしていましたので、早速先生に話し、クラスの保護者会を開き、いじめの実態を報告しました。 ところが、当のいじめる側の父兄の方々は出て来ませんでした。長男は、工作の時間に火傷を負わされたり、月面着陸と称して、数人で足を持ち上げ、上から頭を打ちつけ、失神して救急車で運ばれたり、数え切れないほどのいじめに遭いました。

本人は、「ちくり」を嫌い、というのも、もし分かったらその倍返しに痛い目に遭うから絶対私に話しませんでしたので、クラスの女の子のお母さんと相談して、そのお子さんから情報を仕入れてさりげなく見守っていました。

先生の対応の仕方によって、また父兄の中でも協力していただける方たちのお陰で長男の方は無事でしたが、次男の先生はいじめた相手の父親が、地元の大学の教授ということもあって、対応がのらりくらりで最後には一緒にその方の家に行きました。父の威力に何もいえないような母親の対応に息子さんのはけ口がないのではというような印象を受けました。
事前に訪問をしらせたにも関わらず、父親には会えず悔しい思いで、暗い夜道を帰ってきたことを昨日のことのように思い出します。

自転車をこわされたり、新しく買った自転車を田の中に投げ込まれたり、洋服を切られたり、今思い出しても憤りを感じることばかりです。とうとう卒業式の前の日、凄い脅しにあって、どんなに説得しても怖がって、行くことが出来ませんでした。学校の側からは何かあっては責任をもてないので、来ないほうがよいというような対応でした。
私としてみれば、卒業式に出れないことなどあってはならないことだと思っていましたので、息子を家に残しお兄ちゃんと卒業式に出ました。次男の名を呼ばれても本人の声はなく、いたたまれないような卒業式でした。さぞ双子のお兄ちゃんも辛かったことと思います。

いじめられる本人にもそれなりの原因はあるかもしれませんが、いずれにせよ「いじめ」はしてはならない。させてはならないということを声を大にして言いたい。そんな二人も今は社会人として、元気に活躍しています。
自分が受けた辛い体験が、人間として大きく成長させていただけたと思っています。
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2007年02月25日 せんさんの書き込み
ふたみさん、ありがとうございます。私も♡愛子♡さんの仰るとおり、子供によって、親にしてもらっている気がします。もっと懐のでかい親を目指します。
みちこさんの息子さんのお話をうかがって、悲惨ないじめの現状を知りました。
ほんとにいじめというのは、心に深手を負うものですね。私も知らず知らずのうちに、人の心を踏みにじっている事があるかもしれない。そう思うと怖くなります。

人事とは思わず、わが身として感じる心を養いたいです。 ほんとに支えになってくれる人たちがいるだけで、 救われる。そんな人間関係の絆、自分も含め、
築いて行きたいと思いました。
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しゅうちゃん@roba の書き込み
今にして思えば、私が学生だった頃、

・教員は安定した職業である
・免許を取るのも比較的難しくない
・長期休暇がある
・恩給がある

等々の安易な見方をしている自分と仲間がいた記憶があります。 もし全国的に、そんな発想で教員になった人が大勢いたとしたら この教育現場の惨状も当然のことと言えるかも知れません。

昔、お世話になったある先生が、

「殺人者でも、一度にそう多くの人を殺すことはできないが、
教師はひとつ間違うと、いちどに何十人もの心を殺すことが
ある」

と自戒しておられました。

この言葉に共感出来る教員の方がどれほど居られるのか、と教育
現場の荒んだニュースを聞くたびに、少し虚しくなります。
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2007年02月23日  ふたみの書き込み
しゅうちゃん@roba
朝からの書き込みありがとう。
「殺人者でも、一度にそう多くの人を殺すことはできないが、 教師はひとつ間違うと、いちどに何十人もの心を殺すことが ある」
重いテーマです。今日生涯青春の会の理事メンバー3人で小針のバーミンで12時から食事します。13時ごろもし時間がありましたらお会いしたい。
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2007年02月23日 チャーリー さんの書き込み
『親の責任で』・・・原因はまさしくココにありますね。
自分も、家庭以外には目がいくのですが、フ?と我が家をふりかえると、自分の事、家族の事を考えさせられることが、度々あります。
『天下の本は・・・家に有り』・・先人の教え大事ですネ
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2007年02月23日 ンチャさんの書き込み
子どもの世界だけでなく、大人の世界でもいじめがあることそのものが、社会のひずみを良く表していると思います。まずは、対処療法として我が子を守る方法を模索し、根本原因を無くすために、社会改革を模索しなければならないのだと思います。

今回のいじめ認知12万5千件で目を通した報道。

いじめ認知12万5千件=定義広げ6倍、
11月15日 時事通信
いじめ12万件 増すネット攻撃、陰湿化
11月16日 産経新聞
いじめ調査―いかに痛みを教えるか  
                 11月17日・朝日社説
いじめ急増 メール脅迫や「裏サイト」まで
11月16日付・読売社説
いじめ調査 数字の山から教訓を引き出せ
11月16日・毎日社説

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石田ふたみ