『日々の映像』

2007年10月31日(水) 社会保障給付費、最高更新87兆円 05年度

いつも疑問に思うことがある。年金、医療、介護、福祉にかかった費用を国〔行政〕は国民に説明しないことである。官に「分からないことは聞きに来い」という官尊民卑の思想が蔓延しているように思う。

10月27日社会保障給付費、最高更新87兆円という報道があった。この出所は政府機関でなく、国立社会保障・人口問題研究所がまとめてものである。なぜ政府が国民に対して説明しないのか、ここに疑問を感じるのは私だけなのだろうか。
社会保障給付費87兆円の内訳をメモ
年金が46兆円
医療が28兆円
介護は5.8兆円

これだけ年金問題の不信が広がっているのに、政府は年金の収支すら公表していない。どこかで公表しているのかもしれないが、国民の99%は何も分からない。この説明をなぜしないのか、する必要を感じないのだろう。思考のどこかが狂っている。
前年年金積立金 158兆円
年金保険料    00兆円
年金支給額  46兆円
年金積立金繰越 000兆円

---------------------------------------------------------------------------


社会保障給付費、最高更新87兆円 05年度
2007年10月27日02時36分
 政府や公的保険から05年度に、年金、医療、介護、福祉の各分野に支払われた社会保障給付費は87兆9150億円で、過去最高となったことが26日、国立社会保障・人口問題研究所のまとめで分かった。ただ前年度からの伸び率は2.3%で、1950年度の集計開始以来、4番目に低い伸びだった。社会保障費抑制を目指す政府の取り組みが影響したとみられる。
 年金や老人保健医療費など高齢者への給付は61兆7079億円で全体の70.2%。一方、少子化対策など児童・家族関係費は3兆5637億円で全体の4.1%だった。依然、高齢者中心の給付となっている。
 内訳は、年金が46兆円で最も多く、次いで医療が28兆円。介護は5.8兆円で、05年10月から施設での食費や居住費が自己負担となったことから、伸び率が鈍った。
 国民所得に占める割合は、23.91%でほぼ横ばい。1人あたりの給付費は68万8100円で2.2%の伸びだった。

 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ