2007年09月26日(水) |
父を手おので一撃して更にとどめ |
未成年がおので親を切りつける事件が相次いだ。京都府警南署の巡査部長(45)が京田辺市の自宅で殺害された。殺人容疑で逮捕された二女(16)が府警の調べに対し、「手おので一撃した後も呼吸が聞こえたので、とどめを刺した」〔9月25日読売新聞から〕と殺害時の状況を供述しているという。どのようなとどめを刺し方なのかは報道されていないが、「呼吸が聞こえたので、とどめを刺した」とはゾーとするような話である。加えて二女(16)は逮捕された直後「後悔していない」と話しをしている。
常識的は人たちから見れば、夢想だにしない出来事である。しかし、人間に生まれたから人間でなく、正しい生活概念の教育を受けてこそ人間らしい人間になっていくのである。1997年7月20日に書いたエッセイ〔未発表〕を引用させていただきます。
「人間は人間としての正常な環境で育たないと、いくらでも異常のなっていくようである。インドのカルカッタ1920年狼に育てられた少女(8歳)救出されるという出来事があったという。顔・かたち・姿は人間であっても、すること、なすことすべて狼そのものであったという。夜になるとあたりをうろつきまわり、夜中では何度も遠吠えまでするのである。手で食べることも、2本足で立つこともできなかった。9年間生きたが17歳になっても、やっと4つか5つの言葉使えるだけであったという。 人間は生まれたから人間でなく、正しい生活概念の教育を受けてこそ、始めて人間になるのである。上記の出来事は、家庭を含めて如何に教育が重要であるかを強烈に示唆している。2月24日教育に関する短歌を5句書いた。以下はその中の一句である。 人なるは 人の間で 人となり 人がなければ 人にならずか 」
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