2007年05月02日(水) |
糖尿病患者の喫煙 腎症リスク2倍に |
昨日に続いて喫煙に関することを書きたい。「たばこを吸う糖尿病患者は、喫煙しない患者に比べ、人工透析の原因になる糖尿病腎症の危険性が約2倍に高まる」(5月1日 読売新聞から)ことが、お茶の水女子大学の研究グループの調査でわかったという。1日発行の米国糖尿病学会誌に発表される。 同大生活習慣病医科学講座の斎藤和美研究員と曽根博仁准教授らが、生活習慣が関係するとされる2型糖尿病の男性患者357人を、茨城県の診療所で3〜7年にわたって調べた。106人が腎症を発症したが、喫煙している患者では179人中60人が発症したのに対し、喫煙経験のない患者では104人中23人だったという。
年齢や食生活などの要因を排除して解析した結果、たばこを吸っている患者が腎症を発症する危険率は、全く吸わない患者の2.1倍になった。すでにやめた患者でも1.9倍だったという。たばこの害は知っているが止められない・・・一番知っているはずの看護師に喫煙者が意外と多い。背景はストレスと思うが、たばこ以外のストレス解消法を見出して欲しいものである。
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